• 特製百年醤油らうめん(1480円)

  • 明治43年創業、昭和51年閉業の「醤油ラーメンの元祖」と言われる浅草來々軒が浅草の地に50年振りに復活という事で行ってきた。

    創業者の玄孫が当時のレシピを徹底的に研究し、醤油などの素材等も含めて可能な限り再現したという、まさに直系のお店。
    オープンから2ヶ月でやっと訪店。

    11時オープン11時半着、丁度先客が帰るところだったらしくノーゲスト。
    15分の滞在であとから2客来たが、昼時の混雑具合は確認できなかった。

    そしてやはり、ラーメンを求めて旅するラヲタ向けの店ではなく、まずはビールとシュウマイで昼間から一杯、という町中華系のお店である。

    券売機は不使用、手元にパウチされたメニューこそあるもののメインは壁への直貼り、赤茶系の暖色でまとめられた店内、スタイリッシュ系ではなく懐古系。
    ただし、レジはタブレット操作だしPayPayや各種電子マネーも使えるなど部分的に近代化した「明治の店」

    厨房ユニフォームは厨房白衣ではなく中華系の黒いユニフォームにエンジエプロン、これが当時の再現だとしたらだいぶお洒落な先進的ファッションセンスではないだろうか?

    いわゆる全乗せに当たる「特製百年醤油らうめん」(1480円)をオーダー。

    看板も器への名入れも旧漢字の「來々軒」を使用し、特に器は当時のものをこだわって再現したのだとか。
    器をお土産で販売している様だが、5500円する。

    濁りめのスープをひとくち。
    キリッとした醤油、ではない。

    どちらかと言うと素材重視な甘めスープで、正直だいぶ甘い。
    素材は分からないが、野菜の甘みだろうか?

    醤油は口の中で味に厚みを持たせている様に感じるが、味を調えるレベルでしか使ってないのだろう、最近の尖り過ぎなパンチ系とはまるで違う。

    麺は、ラヲタではない一般の東京人がラーメンと言われて思い浮かべるあの麺で、サッポロ一番の様な見た目の麺が比較的柔めに煮てある。

    味玉は半熟と完熟の中間くらいでやや液状部分が残る黄身だが当時からこういう「半熟玉子」があったのだろうか?

    ワンタンは少量の肉が入った肉ワンタン、チャーシューは肉寄りで食べ応えある。

    スープの完飲も無理なくできる油分と塩分。

    突出してこれは凄い!とはならないが、これが元祖の味か…という追体験の意味で価値があると感じた。