• 鶏白湯ラーメン(500円)

  • お盆休みに久しぶりに集まった友人たちと近くのHUBでハッピーアワーと洒落込んでいた夕暮れ、ふと晩ご飯をどうすると盛り上がり、そういや同じフロアにあったぞ久しぶりやないかと、関西弁を燻らせながら向かったのは四条烏丸店。COCONの地下のようなハレの場所にあったとはと暖簾をくぐると満席のカウンター。聞けば当日は天天有の日(毎月10日)でラーメンが半額になると。全くそのシステムを知らない一同、昭和の値段設定にビックリで「それってテンイチの日が毎月あるってこと?!」と叫んでしまう。他店の話はやめましょう。そんなわけでメニューを見るとなんとビールも一杯目200円になると言うわけで、ハッピーアワーが再開しました。ラーメンは昔当時のオーナーが一乗寺の自宅を改造しお店を始めた頃に並んで食べたあの頃を想い出す懐かしい味。コンクリ打ちっぱなしで、ラーメン専門店なんてまだ世の中的にメジャーじゃ無かったんじゃなかろうか。小学生だった自分は、お小遣いを握りしめ店の前で違法駐車してでも1時間程度並ぶ武闘派のラーメン原理主義者と共に、日によってリズムを変えるスープの温度をまるで茶道を楽しむが如く完飲したものだった。懐かしさは美化されると言うが、ここはそのものだ。あの元本店は今はあるのかなど思いを馳せながら美味しく頂きました。