諸用で世田谷へ…。昼時に訪問。ポツンとあるお店の前に二人並んでいて待ち時間は7-8分ほどだった。いろんな人の口コミを店前に並びながら読むと、どの商品を食べても美味しいと書かれていてハズレがないイメージの中、ワンタンメンと半カレーライスを選んだ。半カレーは400円。その半カレーは直ぐに提供され、量はミニではなくてちょっと多めの半カレー。カレーの味はスパイスおとなしめでほんのちょっとだけ体があったまる辛さ。ルーはシャバシャバじゃなくて少しドロッとしているくらいのかたさ、味はお子様感はない焦茶色のものでそのあとのラーメンを邪魔しない味だった。そして少しあとに提供されたワンタンメンはスープがアツアツで一口目の印象としては“これは旨いな〜”と心でつぶやく味で鶏ガラ、醤油、野菜、削り節、などのすべての材料の味の調和が取れていると思われるものでじんわりと旨さが伝わってくるほとんどの人が好きだと思う味。強い主張があるものではないが絶妙なレンジを目指したとっても旨いスープ。麺は町中華で使用しているものとは異なり細縮れのポクポクした食感の麺でこのスープとの調和がすごくとれている。ワンタンは皮がとてもなめらかでチュルっとしていてその中の小さな肉餡はとても硬い肉だが味がしっかりあって噛みしめると旨い。シナチクは少し甘い味付け。チャーシューはあまり大きくないものが一枚、噛みしめるととても旨かった。現状として煮干しや味噌、豚骨など濃厚な味のものが追求される中でブレずに調和を保ち続けるスタイルが素晴らしいと思えた。また、“ザ町中華”の一言では締めくくれない旨さがあってラーメン、中華そばのお手本的な味だと思った。次回はチャーシューメンと半チャーハン食べてみたい。