10時50分ごろ店着。待ちは2人、食券制。
綺麗でオシャレな外観。店内も美しく、れんげとお箸は、カトラリーケースに入っているが、1人分だけ入っているので衛生的。お冷もセルフながら、1席あたりコップが1つしか設置されていないのでこれまた衛生面が行き届いてる。
トイレなどの店内の掃除も行き届いており、厨房も美しく磨き上げられている。接客態度も抜群で、こちらが恐縮するほど。
提供にはまあまあ時間がかかるようで、店に入って、座れても、ロットの関係でだいぶ待ち時間が発生する恐れがある。もし待たされることになっても、美しい店内で、席間隔も広いので、のんびりと気長に過ごすのが良いだろう。
スープは結構コッテリめに見える。カイワレの緑色が映えて、ビジュアルが美しい。しかし、華美な感じではなく、センスが良いと思う。
一口、スープを掬ってみると意外にドロドロしておらず、実際に啜ってみると、なるほど、確かにいわゆる鶏白湯の味わいが口に広がり、やや動物味を感じる。その後すぐに、さわやかめな醤油の風味に変わる。鶏白湯特有のコテっとした甘みのような濃厚さ、しつこさを感じず、最終的には、複雑にブレンドされた素材を、あえて味をわかりやすくまとめ上げずに、自然に任せた結果、独特の苦味のようなえぐみのような風味を残しつつ、口の中がスッキリするようなスープである。言葉にするのは非常に難しい。
麺はつるっとした細麺タイプで、弾力と重みを感じ、噛み応えがあり、食べ応えがある。しっかり加水されているよような気がする。
麺自体で言えば、つるつるかつ小麦の旨味の強いつけ麺の方が好みだが、ラーメンであれば、このタイプの麺がちょうどいいと納得できる。
チャーシューは大きめのものが1枚。非常に柔らかく、噛み切るときに幸せを感じるようなものだが、決して油がしつこすぎるわけではない。
味玉は、とろとろで、とても黄身の色が濃く、色と同様に味も濃く、抜群である。
そのほか、ねぎやめんまなんかも、全体としてレベルが高く、弱点がない。
ついでに、唐揚げは、お肉が柔らかくて食べ応えがあり、中高生に愛されそうな感じ。
とにかく、とんでもなく完成度の高いラーメンである。しかし、やはりどちらかと言われたら、ギリギリでつけ麺に軍配が上がるような気もする。
つけ麺のレモンがけオンリー麺啜りが美味しすぎる。
桐麺さんと比べても遜色ないレベルで、本当においしい。ごちそうさまでした。