スパイスソーキチャーハン醤油(800円)とともに
ミニスカートの似合うほっそりファンキーお姉さんと確かな料理の腕をお持ちの調理担当のお兄さんがご夫妻とはつゆ知らず、前回は失礼なコメントしてしまい申し訳ないです。よくよく見ると、お似合いのカップルではないか。肝心のラーメンはこれまた美味いの一言。加水普通の中細ストレート麺は、丼の中で綺麗に揃えられてスープに浸かっており、見た目が美しい。スープは煮干しの出汁感のしっかり伝わる、ちょっと甘めの醤油ダレがよく効いていて、香味油とのバランスが素晴らしく、ついつい飲まさる。トッピングは豚バラのよく煮込んで味の染みたロールチャーシューとコリコリ感楽しい細かく裂いたメンマ、微妙に大きさの違う晒し玉ねぎ、細く綺麗に切り揃えられた長ネギ、魚粉。醤油の塩味と甘さの向こうに仄かな酸味が感じられ、麺は後半伸びるタイプだから急いで食べたいが、スープが最後までアツアツで麺とスープの無限ループにハマりそうになるなんとも表現の難しい一杯。スパイスソーキチャーハンはしっとり感のある、味付けが強め。具材は、チャーシューに見えるのがソーキ、卵、長ネギ、玉ねぎの荒微塵、干し貝柱。全体的に塩梅が強く感じられるが、醤油かぶりのラーメンとチャーハンだったからかもしれない。ラーメン屋のチャーハンというと、ラードがギットリで食後の皿に油が浮いてビックリというイメージだが、決してそんなことはなく、土井先生のチャーハンのようなしっとり感。醤油ダレせいなのか、チャーハン用の隠し味なのかよくわからないが貝柱の細い繊維がなんとも言えない美味さを引き出している気がする。これは近いうちに合わせ出汁の味噌ラーメンと玉子チャーハンも食べなきゃ。ごちそうさまでした。