• ネオ中華そば(900円)

  •  「千葉そごう」で開催の「チーバくんグルメ博覧会」のイートインで食す。
     13時前だったが、すんなり席に着けた。5分ほどで着丼。どことなく懐かしいビジュアル。でも、どことなく新しさも伝わってくる。まさに「ネオ中華そば」かな。
     スープを啜る。円やかなスープ。野菜出汁・乾物出汁・魚介出汁・動物出汁をバランスよく引き出している。日本に数件しかない掃湯(サンタオ)という技法で仕上げているらしい。食べ進むと、葱の甘みが出てくる。懐かしさを感じつつも、拘りを感じる。
     麺は、「浅草開花楼」の中細ストレート麺。モチモチした食感で、喉越しもよい。「中華そば」を名乗るなら、鹹水の縮れがほしいかなぁ。
    具は、何よりも大きめに切られた青葱のインパクトが凄い。この青葱の甘みが溶け出し、自然に味が変わるようになっているようだ。叉焼は、低温調理のものが2枚。これは、普通かな。でも、「中華そば」なら噛み締めると旨味が出るような昔ながら叉焼がいいな。他に、太いメンマ、味玉、なると、海苔。どれも結構拘りの食材のよう。メンマは、確かに美味しかった。
     最初は美味いと思ったスープだったが、確かに味が変わっていくのは面白いが、甘みがやや強くなりすぎた、自家製ラー油を進めてあったのでいれたら、折角のスープが死んでしまった。「ネオ」を名乗るなら、まだまだ改善の余地があるかな。 今度は、本店を訪ねてみよう。