• つけそば(750円)

  • 夏季限定。え!?伊藤さんこんなメニューもやってんの!?という驚愕。
    ラーメンには基本ネギしか乗せない潔さとは裏腹の探究心と需要に応えるサービス精神。頭が下がる。
    まずはオンリー麺すすり。締められた細パツ麺はコリッコリなまでにギチっとした食感でカタメ好きのあたしにドンピシャ。小麦の香りと甘さと少しの塩味、そしてこの食感。麺だけで半分は食える。添えられた柚子胡椒で塩気と辛味と爽やかさを演出すれば止まらない。
    続いてオンリースープをすると、普段よりも随分粉感を感じる煮干しに少しの酸味があり、つけ汁としては抑えめの塩味でこれまたイケる。これより濃いラーメンも結構あるよなって考えるととても優しく、しかし無化調のはずなのにこの深い旨さ。塩味の弱さなんて全然弱点じゃなくむしろ加速剤。
    なんと肉まで入ってる。脂トロトロでうますぎ。いいんですか?
    これは具ごと巻き込むくらいにどっぷり浸けちまうのがいいと見た。大当たりで程よい塩味と動物質な味わいが爽やかに入ってくるおいちおいちなし上がり。7分浸けでも麺が美味しいので、スープの香りと麺の甘さでモリモリいけちゃう。
    スープ割りまで完備。感涙のサービス。濃かったらお申し付けくださいとのことですが、伊藤さんに限ってそんな抜かりはなくちょうど丁度なさわやか出汁スープで優勝を納めた。

    750円じゃだめでしょこんなの。900円は払わせて。
    強いこだわりの輝く伊藤さんのつけそば、隠しきれないサービスの中にも陰りのないこだわりは感じられ大満足でござりました。