拙者の名は佐々木小次郎。
3尺(約90センチ)を超える長刀、"物干し竿"を愛刀とし剣を極めた者でござる。
最近、宮本武蔵という者が自らを剣の達人と豪語している。どうやら二本の剣を使う二刀流などという剣術の使い手らしい。
そのような外道流派の使い手が剣豪を名乗るなど許せぬ。
奴を成敗し、拙者こそが真の剣豪であることを世に知らしめてやるわ。
こうして、拙者は宮本武蔵と巌流島で決闘を行うこととしたのでござる。
決闘当日、腹ごしらえをしようと歩いていると、「武蔵」というラーメン屋があるではないか。
武蔵と戦う前に武蔵を喰らうとは縁起のいいことよ。なかなかにうまそうな匂いがするではないか
食券を購入し、カウンターで待つこと数分
拙者の前にラーメンが運ばれてきた瞬間、拙者は物干し竿を真っ二つに叩き折っていた。二つに折れたこれまでの愛刀を箸とし、拙者は一心不乱にラーメンを頬張っていた。美味い!美味い!
ラーメンを完食し、心と腹を満たした拙者には刀を失ったことなど毛ほどの小事であった。
武蔵あっぱれである!
そんなことを考えてしまうような美味しさでした。