• 鯛の祝SOBA、鯛茶漬け(1000円)

  • 鯛の兜やアラを焼いて炙り、煮干しと合わせた100%鯛のスープ。タレは伊勢産真鯛の魚醤、香味油にも真鯛の兜油を使用と、まさに鯛づくし。麺は春よ恋、ゆきちからを使用した特製中細麺。
    真鯛は昆布締めの表面を炙ってたたきにしたものと、塩麹焼の2種類。二色のタピオカを添えて、紅くるり大根の出汁煮の上に乗せられる。この大根が優しい味わいで美味い。具は他に穂先メンマ、菜の花のお浸し、桜、白髪ねぎ。

    スープはかなり塩気が強く、それでいて飲むと鯛の旨味が強烈に襲い来る。事前の情報とは異なり、タレと香味油にも鯛を使用している。
    麺も中細麺に変えて正解。細麺ではこのスープを受け止め切れない。
    2種類の鯛、紅くるり大根、菜の花と、個々の具にも丁寧な仕事が施されている。
    書籍掲載時よりもブラッシュアップされていたのは嬉しい誤算。裏を返せば、未完成品を載せたのかって話になるんだけど……
    真鯛の昆布締めのたたきを除いて、麺と具を食べ終えたら鯛茶漬けへと移る。

    鯛茶漬けは小さな茶碗に盛られたご飯に、三つ葉を乗せたもの。あられが別皿で提供される。
    茶碗にれんげでスープを注ぎ、真鯛の昆布締めのたたきを乗せたら、あられを散らす。あとは添えられた匙で真鯛を崩しながら、鯛の旨味を存分に味わう。
    鯛茶漬けは50円で追加できるし、〆に食べるには適量。一緒に頼まない手はない。
    スープはそれでも残るので、そのまま飲み干す。単体だとちょっとしょっぱい。
    ラーメンWalker限定。3月の毎火曜日の昼と夜、ならびに10日の昼各15杯限定。
    書籍を持参せずに注文しようとした客がいたが、無いと食べられないので注意されたし。

    ずいぶんと提供が早いと思ったら、先にテーブル席に案内された御三方(フォロワー様)が順番を飛ばされていたらしい。
    厨房で母君様らしき方と奥様、店主が揉めていたのはそれが原因か。気付かず先に食べてしまい、申し訳ありませんm(_ _)m
    そういや、最初は鯛茶漬けを付けるか否かも訊かれなかったな。あの時点でいろいろと察するべきだった。
    オペレーションでやらかすと、万が一食べ損ねた時にトラブルになるからなぁ。この日は限定の初日だったので、次回以降に向けて警鐘を鳴らしておきたい。