今回いただいたのは、紅蘭の牛骨ラーメン。牛骨ラーメン発祥のお店として知られる一杯を、ついに体験です。
オープン前からできる行列に並び、なんとか一巡目で入店。すでにその時点で期待はかなり高まっていましたが、目の前に運ばれてきた一杯は、その期待をやさしく超えてくるような佇まいでした。
まずスープをひと口。最初に感じるのは、澄んだコクとまろやかさ。そして少し遅れて、ふわっと広がるほんのりとした甘み。この“後からくる甘さ”こそが、牛骨ならではの個性なのだと実感させてくれます。豚骨とは違う軽やかさがありながら、しっかりとした旨味が芯にあって、最後まで飲み飽きない優しい味わいです。
麺はスープとよく馴染み、するすると心地よく喉を通っていきます。派手さはないけれど、全体のバランスがとても整っていて、「また食べたい」と自然に思わせてくれる一杯です。シンプルなトッピングも、このスープの繊細さを引き立てていて好印象でした。
周りを見ると、皆さん当たり前のようにおいなりさんを注文しているのが印象的。他府県から来た身としては少し驚きつつも、その土地ならではの文化を感じられるのもまた楽しいところですね。今回は見送りましたが、次に来るときはぜひ試してみたいと思わせてくれました。
行列に並んででも食べたくなる理由がしっかりとある、そんな一杯。静かに心に残る美味しさでした。ごちそうさまでした。