• 豚骨らーめん(700円)

  • 高崎の豚骨の名店“だるま大使”出身。
    オープンは今年の1月8日でまだまだ新しいお店。

    お店からのSNS等での発信は知る限り見当たらず、
    立地も熊谷の隣の上熊谷駅から徒歩15分くらいの
    住宅地の中に突如現れたような印象。
    地元の人は別として、フラッと来る人で
    集客が見込めるとはちょっと思えない条件。

    だるま大使出身で豚骨のサラブレッド。
    これをフリークが見逃すはずもなく、
    噂が噂を呼んだ形でグングン注目店になり、
    熊谷エリアでの課題店としてリストアップ。

    12時過ぎに到着し、先客3組くらいで、
    比較的すんなり入ることができたが、
    出る時には7〜8組くらいの行列となっており、
    立地的にフリークか近隣の方でここまでの集客。
    やはり勢いは凄まじいと見るべきであろう。

    オーダーは食券制。
    だるま大使同様もつごはんもあったが、
    いったんここは見送ることにしでデフォ単体。

    物腰柔らかな男性のワンオペで
    テレビの音が響く素朴な内装の店内。
    博多豚骨ということもあり提供はスピーディー。

    卓上は豚骨4種の神器が用意されている。
    (高菜・紅生姜・ニンニク・胡麻。今決めた)
    デフォでありながらチャーシュー2枚と、
    ネギとキクラゲがサービス精神旺盛な盛り。

    スープはこれぞ豚骨と唸りたくなるくらい、
    しっかりとエキスが抽出されている印象。
    (こいつ昨日も豚骨で唸ってるは禁句です。)
    比較するのも野暮だが、だるま大使と比較すると、
    芳醇さを控えめにし、キレが増した印象。

    麺は低加水ストレートの細麺。
    これぞ豚骨な印象で普通茹ででも、
    この手の豚骨特有の食感はしっかりと感じられる。

    ネギ、キクラゲは額面通りという感想だが、
    チャーシューの食感や味の入りは適切な加減で、
    安定感抜群の構成なのは間違いない。
    これが700円というのもコスト面でも素晴らしい。

    入り口は、だるま大使の出身店。
    出身の話はきっかけに過ぎず、ここからの展開では
    熊谷、埼玉に新しい風を吹かせる可能性を感じた。