• 熟成醤油とんこつラーメン 黒(粉おとし)、替え玉(湯気通し)(864円)

  • まろやかで臭みのない豚骨醤油スープ。表面には目の細かい背脂。黒はマー油でなくて焦がしねぎ。真っ黒でかなり風味が強い。醤油ダレは豚や鶏のガラ、宗田鰹節などと煮込んで、15日間熟成させたもの。麺は自社製の黄色い細麺。粉おとしでもそこまで硬くない。
    チャーシューは豚バラ肉か。厚みはないが、柔らかくて適度に旨味もある。半分の味玉は黄身が半熟。味もしっかり染みており美味しい。具は他に青ねぎ、海苔。

    看板商品の"肉そば"でなく、実は白黒赤三色の"とんこつラーメン"から始まったと言われる丸源ラーメン。
    肝心の豚骨スープは、特徴こそないが及第点の出来。熟成醤油は"肉そば"にも使われているだけあり、旨味はしっかりある。
    麺は粉おとしだが、スープの熱でどうしても伸びてしまう。致し方ないか。
    まずは焦がしねぎと青ねぎだけで、1玉目を食べ終える。

    替え玉はさっと湯に浸けるだけの湯気通し。マニュアルにはないらしいので、注文が通るかは店員の裁量しだい。
    過去に食べたラーメンの中でも、一、二を争う硬さ。当然ほぐれてはいないが、徐々にスープに馴染むので問題はない。
    卓上の揚げにんにくとどろだれラー油で味を調え、残しておいた具にも手を付ける。とくに、焦がしにんにくは非常に相性がいい。
    スープまで完食でごちそうさま。
    飲み物はよく冷えた緑茶。美味しいし、暑い日に涼が取れるのは非常に有り難い。

    日曜の19時着で6組25人待ちに接続。さすがはラーメン業界のファミレス。
    グループはテーブル席ないしは座敷を希望するので、必然的に回転は遅めになる。
    注文から提供まで18分。退店時間は失念したが、混み様は一切変わらず。
    おかげで、厨房もフロアもてんてこ舞い。現に隣のテーブルの家族連れは、注文した商品が忘れられていた。
    店員に指摘すれば、きちんと謝罪した上ですぐに持ってくるあたり、教育は徹底されているが。