• 辛辛魚つけめん(950円)

  • 2021年5月2日(日)

    昨夜は某フォロワーさんと2軒目にこちらの店を初訪問。

    激辛ラーメンやつけ麺が看板メニューである辛党の間では有名な店です。

    因みに私は辛党ではありませんが、辛党の友人達から頻繁に話を聞いていました。

    18時28分に到着すると、店の前では4名の先客が入店待ちの状況です。

    待つ事18分ほどで店内に案内され、私は「辛辛魚つけめん」、フォロワーさんは「煮干油そば」の食券を購入しました。

    そして、席に着いて食券を渡すと、待つ事8分ほどで待望のつけ麺が到着です。

    一方の器には冷水で締めた中太麺が盛られていて、他方の器には辣油と一味が浮いたスープと共にチャーシュー、メンマ、刻みネギ、海苔が仕込まれています。

    先ずは麺を食べてみると、多加水寄りの中太麺が適度な硬さに茹でられていて、風味には些か欠けるものの靱やかなコシと滑らかな喉越しを感じます。

    次に辣油を避けて上澄みのスープを飲んでみると、醤油ダレが未だ混ざり切っていない為に出汁その物の味わいが舌にダイレクトに伝わります。

    尚、出汁は恐らく豚と鶏に乾物魚介や根菜類と思われますが、私が味わう限りでは豚骨の風味と根菜類の甘味が味わいの主体を占めている印象です。

    そして、スープを混ぜて再び飲んでみると、醤油ダレの風味や塩味の他にも砂糖の甘味や酢の酸味、魚粉の香味、唐辛子の辛味が姿を現します。

    その中では唐辛子の辛味が極めて支配的ではあるものの、溶け込んだ油分やコラーゲン分がコクを与えつつも辛味を幾分緩和している様に感じます。

    そして、麺をスープに漬けて食べてみると、粘度を帯びたスープと共に大量の一味や魚粉が絡み付く事で辛味と魚介の風味が一層強さを増します。

    次にチャーシューを食べてみると、醤油ダレで適度に味付けされた豚バラ肉の煮豚がブロック状にカットされています。

    肉質はシットリと柔らかく仕上がっているものの、辛いスープを大量に纏っている為に赤身の旨味や脂身の甘味が極めて舌に伝わり難い印象です。

    そして、麺を食べ終えたタイミングでスープ割をお願いすると、小さな醤油差しの様なポッドに入った熱々の出汁が運ばれて来ました。

    出汁を少しだけ飲んでみると、舌が唐辛子で若干麻痺していたものの、自ら味わう限りでは恐らく豚と魚介節が主体の出汁と思われます。

    そして、出汁を自ら半分ほどスープに注いでから飲んでみると、一味の辛味が幾分落ち着くと共に魚介節の香ばしい風味が一段と強さを増します。

    食べ終えた感想ですが、決して咽せるほどの辛さではないものの、私個人的には辛さを若干抑えた方が出汁とのバランスが良くなる様な気がします。

    改めて訪れる機会があれば、次回は辛さを若干調整して再び試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。