• 小天洞監修八角香る角煮入り担々麺(429円)

  • 回転寿司のラーメン。タッチパネルで注文すると、白い蓋付きの丼でレーンを流れてくる。
    本格ラーメンシリーズ第13弾。「日本橋 小洞天」監修。中華料理屋で、名物は担々麺でなくシュウマイだったはずだが……

    練り胡麻と醤油の風味、ラー油の辛味が合わさった担々スープ。真っ赤で一見辛そうだけど、全然そんなことはない。麺は中細麺。柔らかくてコシがなく、明らかに茹ですぎと分かる。
    角煮は拍子木切りで、角煮と呼ぶにはあまりにお粗末。切れ端くらいの小ささ。甘めの味付けで、八角もそこまで効いてない。具は他に砕いたナッツ、白胡麻、青ねぎ。

    スープにコクがない。練り胡麻の風味もラー油の辛味もあまりに弱すぎる。麺の茹で加減も、レーンを流れる時間を計算に入れてほしい。
    端的に言うなら、味の方向性がバラバラ。
    とどめは、茹で麺機に残っていたと思われる中太麺の切れ端。うどんも同じ湯で茹でているから、致し方ないとはいえ……萎える。
    寿司の味はかなり改善されたが、こと麺類に関してはスシローに遠く及ばない。

    本業の寿司では、"天然びん長まぐろ"と"貝ネタの幸せ盛り(蝦夷あわび・ほたて・天然とり貝)"のほたてが美味しかった。