• ラーメン(550円)

  • +チャーハン(700)
    今一度、近くて忘れていた伝統に触れに行こうということで。

    これなぁ〜。長く愛された伝統の味。さっぱりと動物が効いた、油とネギのスッキリな醤油スープ。丸福のに似てるけど珍来のほうが圧倒的に麺が太いね。
    逆に最近復興の兆しが見える手打ち麺のそれに近い、太く広くモッチモチの麺。シンプルなスープでより受け入れやすくなった麺はすすりやすく、それでいて満腹中枢にグイグイ訴えかける強い応え。

    チャーハンは端がめくれ上がるほどに密なのに、砂場の砂より掘りやすい。
    とても人の業とは思えないバラッバラの米は、少ない水分でミチっとしており、まぐまぐという擬音がピッタリの質感。油のしつこさも感じずさっぱりなチャーハン。技術の輝き。

    流石にもうすぐ1世紀になる最古のラーメンチェーンは、続いていく理由のある輝くノスタルジー。何しろ老いず現役な味がするのが素敵。まだまだフレッシュなオールデストラーメン。