• 激辛チャーシュー麺(中)(半辛)(900円)

  • 2007年創業。
    創業時は八千ラーメンという屋号で北区の志茂駅と王子神谷駅の中間くらいにあったが、2010年に北大塚へ移転するとともに北大塚ラーメンに改称。2012年に北大塚内で再移転。2014年に現在の場所に再々移転してきた。

    店頭の赤地の軒先テントに白抜きの游勘亭流フォントで書かれた「北大塚ラーメン」の文字が目を引く。中は二つの建物の一階部分をぶち抜いて繋げているため少し変わった作りになっていて、白色の蛍光灯が店内中央の厨房を囲むカウンターを明るく照らしている。未踏だが2階にはテーブル席もあるらしい。

    店主は長年中華料理店を経営していたというモンゴル出身のご夫婦。
    メニューはベースとなる①ラーメン、ラーメンに辛味の肉そぼろが乗った②激辛、器を埋め尽くすほどにチャーシューが盛り付けられる③チャーシュー麺、激辛とチャーシューが乗った④激辛チャーシュー麺の4つ。
    その4種は並、中、大の3択で麺量を選択可能。また激辛は量を半分にした半辛もオーダー可能。ちなみに激辛と謳ってはいるが、リアル蒙古(意味としては不適切かも)のご夫婦が作るこの辛味肉そぼろはそんなに辛くない。

    チャーシュー麺を中盛・半辛でオーダー。
    麺茹では旦那さん、トッピングと仕上げは奥さんが担当し、洗い物などサポート役の方が厨房にもう一人。
    麺茹では何人か前を一気に作っていくスタイルで、麺量はおそらく目分量。丼は立ち食いそば屋でよく見かけるフチが黒い少し小ぶりのあれ。ラーメンを覆い尽くすように盛られたチャーシューをかき分けると中からネギやゆで卵などのトッピングが出てくる。スープはカエシ強めの醤油味。丼のビジュアルも相まってか、スープがだんだんめんつゆにも思えてきて、心なしか肉そばを食べているような感覚にもなる。

    お店自体の歴史はそんなに古くないのに、佇まいやビジュアル一つ一つから郷愁に駆られる。
    豪快に盛りつけられるチャーシューが旨味たっぷりで食べ応え十分なので肉を食べたい時におすすめ。