ラーメン・やくみ（900円）

　１１時１５分に店に着く。平日なのに、１０人を超す行列。その後も列は伸び、２０人を優に超えた。並んでいる間に注文を聞かれた。ラーメンにやくみを追加する。
　３０分程後に入店。席に着いて１０分後に着丼。醤油色のいかにと塩っぱそうなスープと分厚い焼豚、山盛りの玉葱の微塵切り。これぞ、正統の竹岡ラーメンだ。
　スープを啜る。醤油がガツンときて、その後に化学調味料の旨味。焼豚を煮た醤油をタレに、大さじ１杯程の化学調味料を投入し、乾麺を茹でたお湯で割っただけなのに、不思議な旨味。食べ進むと、大量の化学調味料が馴染んでくるから不思議。
　麺は、乾麺を茹でた中太縮れ麺。インスタントラーメンだ。ボソボソした食感で、ジャンキーな麺。不思議とスープには合うんだけど……。
　具は、厚切り焼豚が４枚。醤油で柔らかく煮込まれていて、これは美味い。食べ応えも十分。更に、スープの中にも、ゴロッとした角切りの焼豚もいくつか。肉好きにはたまらない。味の薄めのメンマ、海苔も。そして、追加もしたので、大量の玉葱の微塵切り。塩っぱいスープに、玉葱の甘みと香りがよいアクセントになる。やくみの追加は、必須。
　ジャンキーだが、他にはない魅力があるから、いつも行列なのだろう。ただ半年前と比べても５０円の値上げ。やくみを追加して９００円は、東京の高級店なみ。日本一高いインスタントラーメンかもしれないなぁ。