• ミソらーめん(850円)

  • 2023年5月25日(木)

    一昨夜は仕事で日立に前乗りしたついでにこちらの店を初訪問。

    尚、こちらを選んだ理由はGoogle評価が4.2と日立駅周辺で最も高かったからです(笑)

    19時18分に到着すると、店内では3名の先客が席に着いている状況です。

    先ずは「みそラーメン」の食券を購入し、席に着いて食券を渡すと6分ほどでラーメンが到着です。

    濁った味噌スープは仄かな褐色を帯びていて、細麺の上には大量に炒めたモヤシやニラが乗ると共に挽肉や刻みネギが添えてあります。

    先ずはスープを飲んでみると、味噌のコクや甘味が緩やかに効いていて、尚且つ土台となる出汁も至って淡麗寄りに抑えられています。

    味噌の風味に遮られて判別が困難ではあったものの、慎重に味わう限りでは豚と言うよりも寧ろ鶏が出汁の土台である様な気がします。

    とは言え、山盛りの野菜炒めから大量にラードが流れ落ちる事から、味わいの中で豚の旨味が占める比率は決して少なくない印象です。

    一方、タレは白味噌を基軸とした至ってシンプルな構成であり、仄かに漂うニンニクの風味がさり気ないフックを与えている程度です。

    総じて言うと、スープだけを飲む限りでは、単調でいて味噌ラーメンに期待しがちなパンチに欠ける印象がどうにも否めませんでした。

    次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が柔らかめに茹でられていて、幾分粘りを帯びた歯触りと共に鮮明な小麦の風味を感じます。

    そして、細麺にはスープやラードが存分に絡み込み、小麦の甘味に味噌や豚脂の旨味が重なる事で味わいに驚異的な膨らみを与えます。

    些か単調寄りなスープがこの麺と出会う事で、味わいに突如として顕著な広がりが生み出されます。

    ただ、慎重に味わっても尚私にはこの広がりが何から生まれるのかが全く以て分かりませんでした(汗)

    一方、野菜炒めを食べてみると、モヤシのシャキッとした食感が保たれていて、尚且つ煽られた豚脂の香ばしさを存分に帯びています。

    とは言え、余りにも量が多過ぎて、正直麺よりもモヤシをメインで食べている様な錯覚に陥ります。

    食べ終えた感想ですが、麺とスープの相性がダントツに秀でていて、Googleでの高評価も素直に納得出来る極めて秀逸な味わいでした。

    改めて訪れる機会があれば、次回は注文時に若干選択に悩んだ「担々麺」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。