• らーめん(810円)

  • 宅麺で取り寄せ、自宅で実食。「うまいぜベイビー!」がTVなどで有名な、古谷一郎店主のなんつッ亭。熊本県人吉市の好来らーめん出身。810円は宅麺としては格安の価格。店でも750円する。

    まろやかで臭みのない豚骨スープは、意外にも野菜も鶏も使っている模様。適度な濃度で唇にゼラチンが張り付く。カエシは結構塩が立っている。結構な量がある別添えの黒マー油を浮かべる。苦味は一切無く、またにんにく臭も穏やかで香ばしい。さすが店主のみが知る、厳密に温度管理と複雑な工程で作り上げただけのことはある。まともなマー油を始めて味わった。

    自家製の低加水麺は博多ほど細くない中細麺で、パッツン食感が楽しい。量は茹で前150gと、豚骨系としては多めで充分。店でも大盛りや超大盛りはあるが替玉は無く、バリカタなどもお断りのよう。この辺も博多系豚骨とは一線を画している。

    一方具は厚めのバラの煮豚チャーシューが1枚付くのみ。トロける一歩手前の仕上がり。味付けはかなり濃いめで、1枚でもチビチビかじって長持ちする。

    制作指南書どおりに手持ちの万能ねぎ・のり・もやし・味付煮玉子を追加した。

    なかなか美味しい一杯でした。パンチのあるらーめんで、できればもう少し若い時に出会っておきたかった。ご馳走。