• つけそば(太麺)(499円)

  • ネットショップで取り寄せ、自宅で実食。

    丸長系大勝軒の大元。丸長立ち上げメンバーの1人坂口正安さんが独立し、中野大勝軒を開店。現代に良くあるラーメン専門店ではなく、いわゆる大衆中華(街中華)店。後に代々木上原に店を出し、本店機能はこちらへ。中野を任されたのがラーメンの神様こと故山岸一雄さん。

    同店で最初はまかないで出されていて、後にメニュー化されたつけそばをまずは。

    つけ汁は意外と穏やかで、極端なトゲやパンチの無いもの。動物系は下支えで魚介が前に来た醤油味。香味の効いたラードが浮かぶ。デフォでラー油と七味入り。具は拍子切りの肩ロースチャーシューと太めのメンマが中に沈む。

    自家製の白色寄りでしっかりと量のある太麺は、現代のつけ麺のそれと比較すると非常に優しい食感。誤解を恐れずに言えば、細めでコシのあるうどん風。毎朝店舗で打つ自家製麺。

    ここのつけそばを食べ、また山岸さんのつけ麺を食べた後のラーメン店々主達がそれぞれ独自のアイデアを盛り込んで作り上げたのが現代のつけ麺で、今や1つの麺ジャンルとなった。感慨無量。