• 味噌(950円)

  • 御徒町と戸塚に店を構える昭和43年創業の札幌味噌ラーメンの老舗。
    洒落っけのないキッチン白衣に身を包んだ昔ながらの中華料理人が大きな中華鍋を振るうお店で、コの字型カウンターに15席程座席がある店舗は11時半過ぎには待ちが出る。

    ラーメンは味噌、塩、醤油、つけ麺は味噌、辛味噌、旨辛味噌とあり、他に餃子や野菜類のトッピング、瓶ビール。

    一番人気という味噌に、平日限定の餃子3コセット(250円)を付けてオーダー。

    大鍋に平ざるの麺、大きな中華鍋で油と水分の激しい衝突音を轟かせるモヤシ、麺茹でを担当する料理人の両脇を固めた別の料理人が麺が上がった丼に群がる様に具材を整えていき、丁寧過ぎず雑過ぎない絶妙な距離感の接客で提供していく。

    スープをひとくち。
    一口目は甘みの中に味噌辛さを感じ、しょっぱいわけではないのに繰り返し飲むうちに味噌辛さが蓄積されて汗が出てくる。

    シャキシャキのモヤシ、濃い目に味付けられたメンマ、塩味を中和するワカメ、目立たずひっそり乗ってる小さめのチャーシュー、そして札幌ラーメンと言えば、黄色い縮れ麺、中太で食べ応えあり。

    黙々と啜っても大量のモヤシが行く手を阻みなかなか総量が減らない。

    スープのそこにたまる挽肉をかっこみ完食+完飲。口の中は幾分か辛い。

    券売機なし、現金(PayPay可)後払いなのに個別伝票も付けておらず、オーダーを受けた時にチョロチョロっとバインダーに挟まれた紙に走り書きする程度なのに、ごちそうさま!の掛け声に、その紙も見ずに瞬時に金額を正確に伝える。

    現代に昭和の風景を伝える貴重なお店だった。