• 釜玉(並)(590円)

  • 2022年11月26日(土)

    昨日は24日にオープンしたばかりであるこちらの新店を初訪問。

    こちらは今年祐天寺にオープンした「ナポレオン軒」の2号店です。

    因みに、1号店は最新のTRY新店汁なし部門で見事1位に輝いています。

    13時48分に到着すると、店の前では5名の先客が入店待ちの状況です。

    尚、祐天寺で食べた「辛ネギ釜玉」は好みでなかった事から、今回はデフォルトである「釜玉(並)」の食券を購入しました。

    そして、待つ事11分ほどで店内に案内され、席に着いてから8分ほどで混ぜそばが到着です。

    手揉みで縮れた太麺は少量のスープに浸かっていて、その上には生玉子と共に粗挽き黒胡椒が配われた細切りネギが乗っています。

    先ずは麺を食べてみると、多加水寄りの太麺が適度な硬さに茹でられていて、緻密な歯応えと共に小麦の瑞々しい風味を感じます。

    次にネギを食べてみると、予め塩や胡麻油で和えられていて、シャッキリとした食感と共にネギ特有の風味や甘味を保っています。

    一方、スープを飲んでみると、適度に効いた醤油の風味や塩味と共に、背脂の甘味を帯びた動物出汁の旨味が口の中に広がります。

    因みに、TRYには鰹が使われていると記されてはいたものの、自ら味わう限りでは豚の旨味が味わいの大半を占めている印象です。

    そして、全てを混ぜ合わせて食べてみると、黄身が円やかなコクを与えると共に、胡麻油が味わいに香ばしさとパンチを与えます。

    尚、折角なので卓上の様々な調味料を試してみた所、私個人的には刻みニンニクと椎茸酢が最も相性面で優れていた様に感じます。

    椎茸酢は加糖によって酸味の角が概ね丸められている事から、多めに加えても軸がブレる事なく味わいに豊潤な膨らみを与えます。

    食べ終えた感想ですが、前回の「辛ネギ釜玉」より好みではあるものの、卓上調味料による味変無しでは些か舌が飽きる印象です。

    何よりも、釜玉だと「桐麺」の「冷やし桐玉」が素晴らし過ぎて、並大抵の美味しさでは感動に至る事が難しいのかも知れません。

    改めて訪れる機会があれば、次回は具材が乗った「リッチ釜玉」を是非試してみたいと思います。

    ご馳走さまでした。