• 鶏そば 特製塩ラーメン

  • 三鷹北口徒歩2分にいきなりできていた地下の焼鳥屋さんが、お昼ランチで始めた鶏清湯ラーメン。いきなり界隈2位とかになっていて驚き来てみました。

    ロケーションは三鷹いなりの少し西の地下。かなりオシャレなスツールカウンターのみのお店。鶏そばの特製塩と鶏そぼろごはんをオーダー。麺は初回はノーマルで。

    来た丼は高さのある丼で麺がいっぱい詰まっています。このタイプはスープが貴重なことが多い。(スープが少ないのを麺量で補う形。)

    スープを飲んでみると、少し何かひねたような香りがありつつも、甘みがあります。無化調って微妙なお店が多いですが、このスープはきちんと成立していて美味しい。刻みネギが多いのが嬉しい。

    ・・・って、これは載せ物、飾りものを話すべきでしょう。

    塩ラーメンに特製だと大葉の入った鶏の具の大きなワンタンを載せます。(皮が分厚いのでそれはそれ。)

    そこに低温調理の鶏チャーシュー。厚さ7mmくらいかな。低温調理ってそんな好きではないですが、素材がいいので美味しいです。(多分この鶏なら焼鳥も美味しい。)

    豚チャーシューのスライスも低温調理かな。どうにも噛みきれなかった。好きではないかも。そんなに必要性は感じない。

    玉子。ゆるめのゆで卵といった感じ。流石に鳥屋さん、ゆで卵も悪くない。

    スープには大量の刻みネギ。やはり塩にはこれ。そしてゴマと食用菊に乾燥トマト。最後にカイワレ。あの若いホールさんが最後にちょちょっとやった仕事でしょう。ホールというよりメインパーソナリティーかも知れない。

    麺は細身のパツパツ系のパツパツでないもの。量がぎっしりで、持ち上げると絡んでいっぱい引き出される。でもフニャらない麺なので美味です。スープと麺が美味しいので満足です。

    丼の縁につけられた柚子胡椒やかぼすの薄切りもあって嬉しいアイテム。合います。

    さらにサイドの鶏そぼろごはんも奮っていて。

    「上のキンカンは潰すと中身が飛ぶのでそのままでお召し上がり下さい。」

    そう言われたごはんはルックスが面白いです。あふれんばかりの鶏そぼろの上に3つのボールが載っている。

    鶏そぼろは例えるなら、たらことしらたきのほぐし煮。たらこをほぐしてしらたきと甘辛く煮付けたあれ。あんな感じで鶏そぼろとしらたきをかなり薄味で煮付けてある。

    ごはんにそれをつゆだくで一面あふれんばかりにかけた上に、醤油の漬けになったキンカンを3つ載せている。この仕事が200円て頼まないと損w

    キンカンは口の中で爆ぜます。玉子醤油爆弾みたいな。そぼろごはんのあっさり味をキンカンのかなり濃い醤油テイストで補う。良いです。

    醤油で舌がやられたかなと思いますが、スープに戻っても存外に美味しいまま。真正の素材で作るとこうなのかも。これは醤油も食べたいし、太麺にもしたい。また来ますw


    雑多な書き込みは以下に。

    今日は午後まで暇な日で。お昼にひとつ謎を解くことにしました。

    というのも、地味にできた地下の焼き鳥のお店がランチでラーメンを出して食べログで3.58とか取っている。

    いわゆるあまり骨とかガラでスープを取るんでしょう。軍鶏のお店のランチラーメンとか食べたことがあります。

    本業は焼き鳥屋さんだから、平日〜土曜のお昼しかやっていなくてなかなか行けませんでした。周りに会社があって黒服がいっぱいじゃないかなとか。(昼はタバコ吸ってる黒服がいっぱいいます。)

    今日はお昼少し前の11:45くらいに訪問。白いビルの地下に階段があり、その入口に白いメニューがありますが、白地に白で存在がわかりにくいw 狙ってるのかというくらいw

    メニューには完全無化調、鶏清湯ラーメンと書いてあります。白湯にするほどガラは出ないし副業だしというのと、アクを拾って清湯にするのだというプライド的なものを感じます。本職は鶏職人なんだし、まずい訳がない。

    階段を降りると「鶏そば 山もと」の横に「和牛倶楽部」とあります。階段を降りて左に向くとすぐある左のドアが和牛倶楽部らしい。普通のドアじゃなくて銅の叩き出しみたいな。そこまで普通のビルなのにここだけ高級感。

    右手を向いて進むと、驚くことに右に石灯籠。なるほど。。ここの主は地下にお庭を作りたかったみたい。でもスペースが奥行き1mもないから石灯籠で我慢したのでは、なんて。一応地面は緑になっていて、夜は綺麗かも知れない。

    少し歩くと木の扉。黒い把手(totte)を横にスライドするとシュルシュルと開きます。中は薄暗いオシャレ空間。三鷹においてはかなり高級店を意識した作りに見えます。夜も来てみたい。

    入ると横長に見え、オールカウンター。薄暗い中にライトが当たって横L字のスツールカウンターとその中の空間を照らしています。既に近隣の黒服がいました。キャパは結構あります。

    灰色の壁にはコンパスで円を何重にか描いたものと直線の組み合わせみたいな模様が。壁は遠くカウンターを囲います。カウンターの中では夜の仕込みをしている達磨のような顔の人物。

    ホール役は20代のイケメン。盛り付けをしたりするので重要人物にも見えます。右手奥に隠れて厨房。何人かいるらしい。そちらで作ってカウンターの中のスペースで仕上げ。

    メニューは入口と同じメニューのラミネートが各カウンターにあります。醤油、塩の順でしたが、醤油は鴨チャーシューらしいので塩に。(鴨は苦手。。) 特製の塩にしてサイドの鶏そぼろごはんもオーダー。サイドも調べる必要が。

    麺を中太手もみ麺(もちもち食感)」か「中太手打ち麺(滑らかぱっつん)」(いずれも原文ママ)に変更可能だそうですが、まずはノーマルのままで。

    オーダーすると、お皿の上にレンゲ。洒落たグラスにお水を入れてくれます。

    さて、待っている間は静謐。Oldiesというんでしょうか、オシャレなBGMが薄くかかる中、大量の鶏をさばく仕込み作業を見つめます。のんびりしたオシャレ空間。。

    ラーメンイーターの中にはこの空気が苦手な人がいるかも。黒服が来てるのも、この空気感を読んだスーツでの来訪って感じ。ドレスコードはないものの、空気がそれを要求しつつあるw

    見ると黒服も12時前に来るような人はlone soldierらしく知り合い同士とかではなさそうで沈黙しています。案外近隣の会社は12時にならないとフリーにならないのか、12時前は7割カウンターが空いていました。

    さてどんなラーメンが出てくるか。