• 孜然炒麺&パクチー(980100円)

  • 何年も前に大通り公園沿いにあって、小麦粉の大きなカタマリを器用に手で伸ばしていく蘭州ラーメンをウリにしていた、「中国蘭州牛肉麺 王記」さん。
     
    家族で「のびるラーメン」と呼んでは足しげく通い、マスターが腱鞘炎を患って手打ちをやめてからも「のびなくなったラーメン」と呼んで親しみ愛していたお店でしたが、このたび発展的に移転されて、蒲田にやって来ました。
     
     
    マスターの王さんは腱鞘炎を克服され、手打ちも復活。
     
    やはり、バタンドタンと豪快な音を打ち鳴らしながら伸ばされる唯一無二の麺は美味しくて、正直わざわざ蒲田に来る価値もあるというものです。
     
     
    横浜にあった頃よりもメニューも増えて、いろいろな麺類を提供されている様子。
     
    餃子は手作りの皮だったのが市販の皮に変わったり、大好きな水煮牛肉が無くなって代わりに醤大骨が加わった、などもありますが、基本的に何を食べても美味しいのです。
     
     
    ◆焼きそば(980円)
    ◆パクチー(100円)
     
    日本語だと全くそそらないメニューですが、「焼きそば」の下に「孜然炒麺」の4文字があるのを見逃しませんでしたよ。
     
    しかも「クミン味/甘辛味」があるようですが、やっぱりここは「孜然」(クミン)味を選ぶべきでしょう。
     
     
    しばらくして、豪快に伸ばした麺をジャジャジャッと炒めて着丼ドッドーン!
     
    ホワァッと立ち昇るクミンの香りが素晴らしすぎて、もうこれだけでヨダレがズバズバあふれますねぇ。
     
     
    麺は太めでもっちり。
     
    ところどころ太さが違うので、余計に食感が違っていていろいろな食感が楽しめます。
     
     
    中国の甘辛な醤油に、香ばしいクミンがシュビッと効いていて素晴らしく美味しいの!
     
    具材には牛肉かな? お肉が思いの外たっぷり入っていて豪華。
     
    パクチーもドッサリ入れて、パクチーの香りも楽しめるので最高のご馳走です。
     
     
    連れは辛いのがダメなので、中国蘭州拉麺の辛さ抜きをチョイス。
     
    これも少しもらいましたが、しっかり効いた牛骨の出汁に手打ちの麺と肉・野菜がカンペキな一杯です。
     
     
    この拉麺の発祥の地である蘭州はイスラム教徒が多いので、豚肉は使いません。
     
    なので、もっぱら牛骨の出汁を使う事が特徴的で、軽いのに深みのある美味しさがたまりませんねえ。
     
     
    麺はいくらでも食べられる美味しさのもっちり麺。
     
    1つのカタマリを麺に伸ばしていくので、これで1本なのです。
     
    取り分ける際は麺の切れ目がないのでハサミが必須になるのも面白いところ。
     
     
    ◆◇◆後記◆◇◆
     
    このお店、やはり横浜にあったら嬉しいのですが、いろいろな事情で移転されたのだから仕方ないところですね。
     
    場所は遠くになってしまいましたが、横浜から蒲田は車ですぐの立地なので、また月に1回くらいのペースで通いたいなと思います。
     
    お試しを!
     
     
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