• ラーメン(並)(650円)

  • +のり 150円 +味玉 100円
    +ライス 100円(セルフ・おかわり自由)
    コール「普通の脂多め」

    今年の1月にオープンした新店。福山市駅家町の「ふみ家」に続く備後地方2軒目の家系。

    店内は横一列のカウンター6席のみ。横間隔は充分あるが、前後方向はカウンターの奥行きが狭く、席の後ろの空間も最小限。茹で釜もスープの寸胴もカウンター越しの目の前にあるので夏場は辛いかも。頭上のティッシュや背面壁のハンガーなど気遣いはある。

    スープは先人はライト系だったと過去の投稿に複数あるが、本日はしっかりコクがあり、唇がゼラチンでペタペタするレベル。味はデフォで濃いめ。スープ完飲はつらいほど。個人的に次回は「ちょい薄め」を試してみたい。脂は多めをコールしたが、それでも他店の普通並み。

    麺は家系王道の酒井製麺。並で茹で前150gと充分。茹で加減もちょうど良いが、麺量を増やす時は後半戦を考慮してかためが吉か。

    ホーレン草は柔らかめで私好み。のりは家系独特の溶けないもの。鈴木海苔か。増しで10枚。チャーシュウ(まま)は脂身の無い茹で豚で柔らかい。味は薄め。燻香の芳ばしい吊るし焼きは狭小店舗のため無理な注文か。味玉は半割り2個。味付けも良く茹で加減は黄身がちょうど固まりかけぐらい。スープに溶け出すことはない。衛生管理上やむを得ないのだろうが、冷たいのが残念。

    ライスはセルフながら100円でおかわり自由。臭みも変色も無く、炊き加減も良かった。

    卓上は胡椒・豆板醤・おろしニンニク・生姜・酢と、ライス用のごま塩。きゅうりのキューちゃんは無い。

    店主は愛想も良く、客の動向にもちゃんと気を配っていた。言葉遣いも丁寧。市内は雨後の筍のようなにわか「尾道ラーメン」店ばかりのなか、地元のラヲタのためにぜひ頑張っていただきたい。