ワカメキムチラーメン（硬め）（850円）

家系の亜流。ラーメンショップの流れを汲んで、店名から大将系とも呼ばれる。
ライトな醤油豚骨スープ。旨味はしっかりあり、醤油もちゃんと主張している。麺は大橋製麺の中細平打ち麺。
チャーシューは脂身がなく、しっかりした食感。そこそこ大きくて噛み応えがある。ワカメは茎わかめ。非常に大きくて食感がよく、量もたっぷり入ってお得。
キムチも大将系ではお馴染み。まろやかな辛味で、アクセントには適当。具は他にほうれん草、細切りの長ねぎ、海苔3枚。

決して濃厚ではないが、豚骨の旨味と醤油ダレのバランスが取れたスープ。麺はかなり細めだが、このスープにはちょうどいい。
ワカメとキムチは鉄板。むしろ、大将系に来て他に何を乗せるのかというほど。どちらも100円なので、頼んで損はない。
チャーシューは家系にありがちなもの。長ねぎは白髪ねぎのようで食感がいい。量もたっぷりで、申し訳程度の店とは大違い。
海苔とチャーシューには手を付けず、麺と具を食べ終えたらスープはそのままで。

ライス（小）（100円）は、大きめの茶碗に平たく盛られる。きゅうりの漬物を添えて。炊き加減は硬め。
卓上の黒胡椒を振り、豆板醤とおろしにんにくを乗せたら、スープに浸した海苔で巻く。家系でお馴染みのご機嫌な食べ方。
残りは、チャーシューと漬物をお供に。もはやマストを越えて、食べないのは損をしているレベル。
残ったスープも完食。底にはキムチの唐辛子しか沈んでないんだが、不思議と美味いんだよな。
この辺が、万人受けする理由だと思う。

スープを炊く寸胴の前で、扇風機の風も当たらず。21時半過ぎでも暑さは健在。
六浦駅からも金沢八景駅からも徒歩11分と、双方のちょうど中間に位置する。
店は見るからに昭和の佇まい。内装の古さ、椅子の傷み具合などは目に余る。
あとは、卓上から自家製焼きニンニクチップが姿を消したのが残念。

8月12日〜15日は夏季休暇。8月16日より通常営業。