10時45分頃店着。ポールポジション。開店時には10人程度店に入りきれない並びになっていた。食券買って即レジ会計制。
冷たいものと温かい方を選べるが、温かい方を注文。
スープは当たり前だが昆布の旨みを強く感じる。優しさで満たされて、笑顔が思わす溢れるような出汁で、麺を食べ始めるのを忘れるほど、飲み続けてしまう。朧昆布が終盤にかけて溶け出し、旨み濃度調整が抜群にできていて飽きない。少なくともぱっと見で、動物性の食材がないのにもかかわらず、物足りなさを感じなくて、すごいなあと思う。
麺は小麦の味をやや強めに感じるが、かと言ってそれがスープの繊細さを損なうようなものではなく、むしろ物足りなさを感じないようにすることに役立っている。
トッピングのシソが昆布に合わないわけがないのはいうまでもなく、ドライトマトは意表をつかれるがこの酸味が意外にも昆布の旨みとマッチングする。
締めのご飯(梅と昆布のせ)は、お茶漬け形式で楽しむ。これがうまいのには説明はいらないというか、想像どおりの美味しさ。
一番驚いたことを最後に書くが、冷たい方が鮮烈で、季節に関わらず、食べるならそちらを選ぶほうがいいように思われた!
基本的に温かいもの好きの僕でもそう思う。
冷たい方には、同じものの温度が違うだけでは説明できないほどの煌めくような昆布の旨み、しょっぱさのキレがある。麺も独特の滑りを纏って、たまらない喉越しがある。お茶漬けにしても、やはりそのキレがたまらなく強く感じられる。
羅臼、おそるべし。
ごちそうさまでした。