• 濃厚とんこつ醤油 幡家(850円)

  • 家系の限定メニューを目当てに訪問。11時20分の時点で満席長蛇の列。覚悟を決めて並んだものの、テーブル待ちの客が多かったらしくカウンターは然程待たずに座ることができた。

    スープや麺の好みも指定できるとのことで濃いめ多めで注文。850円は少々高めとも思えるが、大盛無料だし、小ライス込みでこの値段なら幡にしては寧ろ安価な部類だろう。

    ルックス的にはほぼ家系。キラキラ輝く鶏油の層が美しい。海苔は2枚、うずらの玉子入り。家系用の味変アイテムとして、ニンニク、豆板醤、すりゴマもセットで配膳される。

    スープは決して悪くないけど、濃いめは失敗だった。ギンギンに主張する塩化ナトリウムとグルタミン酸で、他の構成要素がよく分からなくなってしまった。

    麺は味噌系メニューに使用しているものと同じだろう。家系にはもっと低加水でかん水臭い麺の方が合う。

    チャーシューは薄くてパサパサのバラロールが1枚。ほうれん草は新鮮で量もあって良い。

    海苔は家系用に調達したと思われる大判で張りも風味も強いものだったが、ばんばん券でトッピングした海苔は、通常のスープに溶けやすいフニャフニャの海苔だった。ライスやニンニクとの相性が良いのはもちろん前者。枚数は少なくてもいいので同じ海苔をトッピングして欲しかった。

    また、ばんばん券で味玉をトッピングしたつもりが、うずら3個以外に味玉らしきものは入っていなかった。

    細かなところを挙げたらキリがないが、フランチャイズ系の下手な家系に比べればラーメンとして十分旨い。近く3月に壱角家弘前店が誕生するらしいから、対抗してレギュラーメニュー化を目論んでいたりして。選択肢が増えるのは大歓迎。★3つ。