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Moon0417
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MENSHO SAN FRANCISCO
東京都
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A5黒毛和牛醤油らぁめん(2000円)
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2021年2月11日(木・祝日)
本日はニボOLの強い要望でこちらの店を訪問です。
ただ、私的には要望と言うよりも「偶には牛肉ぐらい食わせろ!」と言う魂の叫びに聞こえました(滝汗)
従って、今回は「A5黒毛和牛醤油らぁめん」一択となります(笑)
11時14分に到着すると、店内には先客が僅か1名のみの状況です。
先ずは「A5黒毛和牛醤油らぁめん」の食券を2枚購入し、席に着いて食券を渡すと待つ事8分ほどで待望のラーメンが到着です。
透き通った醤油スープの中にはストレート中太麺が盛られていて、その上には薬味を添えた薄切りのレア牛肉、メンマ、刻みネギ、小松菜が乗っています。
尚、牛肉の上に添えたペースト状の薬味は、恐らく梅肉で酸味を強めに与えた麦味噌と思われます。
先ずはスープを飲んでみると、重厚でいて円やかな醤油の風味と共に、仄かな甘味を含んだ出汁の味わいが口の中に広がります。
独特な甘味は牛骨エキスから来ると思われますが、私が味わう限りでは寧ろ魚介出汁の風味が前面に押し出されている印象です。
一方、魚介系は魚介節や貝類と思われますが、両者の風味が絶妙にシンクロする事で味わいを一段と増幅している様に感じます。
次にスープの熱が伝わる前に牛肉を半分ほど食べてみると、口内で脂身が瞬時に溶ける事で牛脂のコクや甘味が雑味を伴う事なく舌に素直に伝わります。
尚、脂身の入り具合から推察すると、使っている部位は恐らくサーロイン或いはリブロース周辺である様な気がします。
次に麺を食べてみると、低加水寄りの中太麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めると靱やかなコシや歯応えと共に小麦粉の鮮明な風味を感じます。
そして、麺にはスープが適度に絡み込み、両者が口の中で混ざり合う事でスープの仄かな塩味が麺の甘味を一層際立てている印象です。
また、麺を食べ終えてから改めてスープを飲んでみると、牛肉から滲み出た牛脂が味わいに更なるコクや甘味を与えています。
一方、スープに薬味を溶いて飲んでみたものの、薬味自体の酸味が結構強い割にはスープの味わいに予想するほど変化を与えません。
そして、最後に再び牛肉を食べてみると、スープの熱で旨味が一段と活性化している為に、まるで最上級のシャブシャブを食べている様な錯覚に陥ります。
食べ終えた感想ですが、一見すると牛肉に目が奪われがちであるものの、実際に味わうと麺とスープの完成度の高さに驚かされます。
そして、牛肉自体の味わいも素晴らしいですが、一方でスープの味わいに変化を与えるアイテムとしても機能している事に気付かされます。
私個人的には従来のラーメンから駆け離れ過ぎる事なく独創性を与えた素晴らしい一品だったと思います。
またニボOLが牛肉に飢えた時にでも改めて訪れたいと思います。
ご馳走さまでした。