• 炭火香るチャーシューまぜそば(1300円)

  • 久しぶりにきましたー晴耕雨読京都・宇治の名店「晴耕雨読」で、念願の「炭火香るチャーシューまぜそば」と対峙した。丼が運ばれてきた瞬間から、五感を容赦なく刺激する圧倒的なオーラが漂っている。

    まず何よりも心を奪われるのは、商品名にもある「炭火の薫香」だ。目の前に置かれた瞬間から、炭火で丁寧に炙られたチャーシューの香ばしいスモーキーな香りが、湯気とともに一気に立ち昇る。この香りだけで、すでに「絶対に旨い」と確信させてくれる。

    具材の主役であるチャーシューは、ただのトッピングの域を完全に超えている。外側は炭火でカリッと香ばしく焼き上げられ、中は驚くほどジューシー。噛み締めるたびに、肉本来の旨味と上質な脂の甘みが、炭火の香りと共に見事に弾けるのだ。

    意を決して、底に溜まったタレ、麺、そして具材を豪快にかき混ぜる。タレは醤油のキレとコク、そして動物系の濃厚な旨味が凝縮されており、これが自家製の太麺にこれでもかと絡みつく。 この麺がまた素晴らしい。モチモチとした強めのコシがあり、小麦の風味が非常に豊かだ。力強いタレや炭火の香りに決して負けることなく、むしろそれらを受け止めて完璧な調和を生み出している。麺を すするたびに、炭火の香ばしさとタレの旨味が渾然一体となって口の中に押し寄せ、箸が止まらなくなる。

    さらに、ネギやタマネギといった薬味のアクセントが絶妙だ。濃厚でパンチのある味わいの中に、シャキシャキとした食感と爽やかな辛味が加わることで、一口ごとに新鮮な驚きがあり、全く食べ飽きることがない。計算され尽くした具材のバランスに、店主の圧倒的なセンスとこだわりを感じずにはいられない。

    終盤になってもその勢いは衰えず、むしろ味が馴染んでさらに深みを増していく。麺をすべて平らげた後、丼に残った濃厚なタレと炭火の余韻が残るチャーシューの破片を眺めながら、この至福の時間が終わってしまうことに一抹の寂しささえ覚えるほどだった。

    「晴耕雨読」の炭火香るチャーシューまぜそばは、単にお腹を満たすための料理ではなく、店主の情熱と技術が詰まった、まさに「一杯の作品」だった。炭火の香ばしさ、麺の食感、タレの旨味、そのすべてが完璧なベクトルで交わった、記憶に刻まれる極上の食体験。店を出た後も、口の中に残るかすかな炭火の余韻に浸りながら、「また必ずすぐに食べに来よう」と心に誓った。まじでチャーシューは香ばしくて最高にうますぎましたねー普通に百名店はいってもええくらいです。ごちそうさまでした。