• トリュフ煮干しそば(800円)

  • 池袋駅から徒歩15分。大塚に向かう途中の閑静な住宅街にぽつんと位置している。イタリアン出身の店主が開いた穴場の名店。店長の他はアジア系の留学生がふたり働いていて、和気あいあいとしていて雰囲気が良かった。
    鯵ニボそばと煮干しトリュフそばの二枚看板という印象の券売機。今回は後者を選択。着丼。見た目は薄口醤油の清湯系。スープを一口。これは美味い!口に入れた瞬間は鶏の味を強く感じる。これが第1の波。そして飲み込んでスープが喉を抜けていくと豚の後味が口内に広がる。第2の波。P波からのS波というように、第2の波で衝撃は跳ね上がる。麺は芯が比較的残っている感覚の低加水中細麺ストレート。交互にスープと麺を食む。そして、ネギの上のタルトゥファータがバランスを崩してスープに沈下していく。タルトゥファータとはトリュフとマッシュルームとオリーブオイルをごちゃ混ぜちゃんぽんして作られたペーストである。このペーストが徐々に溶けだしていくと、キノコの風味がスープを支配する。寄せては返す第3の波で一気に味は表情を変える。なお、表題の煮干しの味はあまり感じられない。トッピングはその他に豚レアチャーシュー、鶏チャーシュー、穂先メンマ、ネギ。チャーシューも共に美味しく満足。最後は底に沈んだトリュフごと完飲。