• アカモクの混ぜそば(1000円)

  • 放牧丸鶏でダシを取った、温かい正油味のスープ。無化調。麺は自家製の平打ち中細麺。コシがあって、スープがよく絡む。
    アカモクは鎌倉産の海藻。冷たくて、独特の粘りとしゃきしゃきした食感が特徴。秋田県ではギバサとも呼ばれる。
    鶏そぼろはほんのり生姜が効いたもの。具は他にカットトマト、ブラウンマッシュルーム半分、刻み海苔、九条ねぎ、花かつお、刻みにんにく、卵黄、白胡麻と多彩。

    混ぜそばにしては、スープの量は多め。
    以前に食べた"辛い混ぜそば"と違い、自家製ラー油が入らないので味がまろやか。
    そのぶん、アカモクと海苔の「磯の香り」がより強く感じられる。
    卵黄を避けるようにして全体を混ぜ、豊富な具と共に麺を啜る。平打ち麺は食感がよく、さすがは自家製麺といったところ。

    追いめし付。茶碗に軽く盛られたご飯に、白胡麻と万能ねぎが散らしてある。
    スープも具もたっぷり残っているので、丼にそのままどぼん。雑炊のような感じになる。
    そこまで計算に入れての、スープ多めな混ぜそばなんだろうけど。
    卵黄を崩して絡め、よりまろやかに。スープの一滴、ご飯の一粒まで残さず完食。
    美味かったけど、味がはっきりしているぶんだけ"辛い混ぜそば"の方が好みかな。
    少量とはいえ、風味の強いにんにくが入っているので、昼食時などは注意されたし。
    期間限定。