カレーラーメン（760円）

淡路町の交差点から少し入ったところに佇む壁に緑青が浮かぶレトロな建物。
終戦の年、まさしく1945手年創業の栄屋ミルクホールです。
日本人の体質改善に牛乳を飲みなさいってことからミルクや軽食を出す店だったと。
でも庶民的に夏は縁台を置いて銭湯帰りの人たちがかき氷を食べてた事もあるとか。
牛乳、コーヒー、アイスクリームにソーダ水。冬にはお汁粉や甘酒、カステラに大福と数あるメニューの中から落ち着いたのがラーメン、カレー、おにぎり。
今の二代目は先代の三男坊でサラリーマンをしていたのですが、高齢の両親の意志を引き継ぎ店を切り盛りしているんだとか。
さて、ラーメンかカレーか？いっそのことラーメンとカレーのせっとか？
そうだカレーラーメンなら一度に食べられるって事でこのメニュー。昭和なテーブルに運ばれてきた丼にはラーメンの上にライスカレーのカレーとネギ、ほうれん草が乗ったシンプルなもの。
程よく茹でられた縮れ細麺と少し溶け出したカレー。それを支える醤油のスープが絶妙な味わいを醸し出します。
どこか懐かしいカレーの香りに絆されてついついスープまで飲み干しました。