• とんこつラーメン(800円)

  • 2008年創業。

    2010年代に東京にいた人なら繁華街で一度は見たことがある「替え玉2玉まで無料!」の看板で有名なとんこつラーメンチェーン店。同じくワンコインで替え玉1玉無料でお馴染みの東京のとんこつラーメン店の老舗、博多天神・渋谷井の頭口店が閉店した跡地にて誕生し、瞬く間に店舗数を拡大していった。

    誕生して2年で10店舗まで店舗を増やし、博多風龍のほか風龍.MAXやつけ麺風龍、東京スタミナカレー365などのブランドも複数展開する攻めの経営だったが、2016〜7年ごろの約30店舗のピークを境に徐々に後退、さらにコロナ禍での閉店も相次ぎ、現在は都内と大宮で博多風龍のみを9店舗営業している。

    現在の運営会社のMENYAはネットで調べても情報が少なく、かつて風龍の運営会社はマッシュアップというアダルトサイトも運営していた会社だったという情報もあったり、黒い噂もあるが真相は謎。今でいうスタートアップ企業の多角経営の一業態だったのかもしれない。
    確認できた情報から推論すると、現在は新宿の広告会社(株)マイクロンの資本下、あるいは影響下にあると思われる。

    かつては安価で早くてお腹いっぱいになるイメージの博多風龍だったが、創業時の一杯500円から徐々に値上げをしていき現在は一杯800円(替え玉2玉無料は変わらず)。

    セントラルキッチンを備え、タッチパネル式の多言語食券機を導入し、調理オペレーションは最大限に効率化されているところから、無骨な体当たり経営から、計算された戦略的な経営へシフトした模様。