• 札幌直伝屋の味噌らーめん(880円)

  • 動物系ベースの味噌味のスープ。雪平鍋で温められ、丼の中で味噌ダレと合わせる。麺は札幌らしい黄色い中太縮れ麺。
    チャーシューは厚みのある豚バラ肉。非常に柔らかいが旨味は抜けている。メンマは細く裂かれたもの。具は他に肉そぼろ、もやし、長ねぎ、万能ねぎ。

    スープにコクはあるし、野菜の旨味も移っている。でも、どこか釈然としない。
    具は全部後乗せ。最低限、肉そぼろともやしくらいは中華鍋で炒めて、スープと合わせてほしいよね。IH調理器じゃ無理か(´・ω・`)
    麺はスープによく合っているし、札幌味噌ラーメンらしさはしっかりある。
    チャーシューはイマイチだが、細裂きメンマは美味しいし、茹でもやしも悪くない。

    卓上の白胡椒に加えて、受取口に黒胡麻入りの一味唐辛子があり、主に後者を多用。味噌が看板商品のひとつなら、各席に欲しいところ。
    期待していたものとはだいぶ異なるが、味自体は美味しい。価格は若干高めだが、オフィスビルと高層マンションの中だし。
    スタッフが札幌の店で修行したらしいけど、作り方も全然違うしどうなんだろうね?

    平日昼はライス、生卵、杏仁豆腐がサービスだが、この日は土曜で恩恵は受けられず。
    食券を買ってから席で待ち、呼ばれたら食券と引き換えに商品を受け取るセルフサービス方式。
    あまり居心地のよくないカウンター席と、立ち食い用のカウンターのみ。
    入口が2ヶ所あるが、券売機があるのはオフィスビル内に面した方。やはり、主なターゲットはビルで働くビジネスマンか。

    「あの小宮」グループの3店舗目(現存する店では2店舗目)。
    小宮とは「つけめんTETSU」の創業者、小宮一哲氏のこと。
    資本金300万円で会社を立ち上げ、8年後に全株式を15億円で売却した、業界の寵児。