ガチ昭和な店内。卓上には当然のようにスポーツ紙が置かれ、各種調味料入れも油まみれで年季が入っている。昭和レトロがブームらしいが、そんな流行に左右されない記憶遺産レベルの昭和。何の脈絡もなく、寺島進のポートレートとサインが貼られていて、疑問に思ったが、ふとワンオペで店を切り盛りする大将(店長でもマスターでもなく、まさに大将と言った風情のお爺さん)を見ると、これがまさに寺島進にそっくり。そういうことか。味も高度成長期から時が止まったような懐かしさを覚える。どうか、にわか昭和ファンに見つかりませんように。