• 特製清湯つけそば(1030円)

  • 2020年10月3日(土)

    昨日はラーJDとこちらの店を初訪問。

    以前に水道橋店で戴いた味がとても素晴らしかったので、こちらの味も是非試したいと思って今回訪れてみました。

    12時16分に到着すると、店の前では8名の先客が入店待ちの状況です。

    待つ事17分ほどで店内に案内されると共に「特製清湯つけそば」の食券を2枚購入しました。

    そして、カウンター席に着いて店員さんに食券を渡すと待つ事7分ほどでつけ麺が到着です。

    麺の器には細麺と平打ち中太麺が海苔と共に盛られていて、スープの器には色が濃いめな醤油スープと共にチャーシュー、メンマ、ネギ、三ツ葉、ナルト、味玉が盛られています。

    先ずは細麺を食べてみると、低加水寄りの麺が若干硬めに茹でられていて、噛み締めると小麦粉本来の鮮烈な風味が舌にダイレクトに伝わります。

    一方、中太麺を食べてみると加水率は細麺より高めであるものの、モチモチとした食感とグルテン化した小麦粉の風味を適度に兼ね備えています。

    因みに、私個人的には小麦粉の風味を直接的に感じる細麺よりも、充分にグルテン化させた中太麺の方がラーメンらしさを感じられて断然好みです。

    次にスープを飲んでみると、塩味が若干強めであるものの醤油の風味がキリッと効いていて、出汁の風味や仄かな酸味が醤油に違和感なく寄り添っています。

    出汁は鶏を主体とした動物系に魚介節や煮干し等の魚介系と思われますが、煮干しが若干前に出しつつも全ての風味が調和する事で一体感のある味わいを生み出しています。

    そして麺をスープに漬けて食べてみると、小麦粉の風味とスープの味わいが口の中で絶妙に絡み合う事で味わいに一段と奥行きが増します。

    因みに、私個人的には中太麺の方がスープとのバランスに優れていて、加水率の低い細麺よりも寧ろ小麦粉の甘味を感じ易い印象を受けます。

    次にチャーシューを食べてみると、醤油ダレに漬け込まれた豚バラ肉の煮豚がほど良い厚さにスライスされています。

    赤身は繊維質がホロホロになるまで柔らかく煮込まれていて、噛み締めると染み込んだ醤油ダレの味わいが背景と化して脂身のコクや甘味が舌にクッキリと伝わります。

    最後にスープ割にして頂いて飲んでみると、塩味と酸味が落ち着くと共に煮干しの風味が一段と増し、更に柚子を絞ると柑橘の酸味が加わる事で味が一気に引き締まります。

    食べ終えた感想ですが、水道橋店で戴いた味によって高まり切った期待を一切裏切らないとても素晴らしい味わいでした。

    こちらのつけ麺を戴くと、このタイプのつけ麺で昨今流行っている「昆布水」は必ずしも要らない事を思い知らされます。

    改めて訪れる機会があれば、次回は「清湯そば」を是非食べてみたいと思います。

    ご馳走さまでした。