• 醤油(920円)

  • オープン年のTRY新人部門での受賞や
    口コミサイトでも常に安定した評価を集める、
    相模原エリアの人気店。

    安心安定の宿題積みっぱなしリストにあったものを、
    海老名・厚木方面に来るタイミングでようやく訪問。
    身体と時間とお金が足りないの(何か足りてるん?)

    オープン40分前くらいの到着で無事にPPゲット。
    20℃くらいしかないのに半袖シャツ。
    さすがのミートテックもこれには対応できない。
    …今、『超極暖』って思った方は正直に挙手なさい。

    数分後には2番手の方が来て、ぼーっとしてたら、
    オープン時にはけっこうな行列になっている。
    これが欅坂現象か。そんなわけないか。

    オープン直前にスタッフが出てきて人数確認。
    一組一組に丁寧に確認して所作も素晴らしい。
    明確な相関関係はないけど人材教育が行き届くお店は
    往々にして美味しいと相場は決まっている。

    店内に入ってもその感想は全くブレず、
    若いスタッフの一生懸命な接客に好感が持てる。
    空間づくりもオシャレにまとめられている。

    塩も味噌も評判がよく、さがみブラックなる
    気になるメニューもあるけども、
    初見のオーダーは醤油ラーメンにしてみる。

    心なしか直径の大きな丼にて提供。
    丼から立ち上る香りからして期待度マシマシ。

    スープは鶏をどっしりと主体に据えて、
    醤油も穏やかでありながら適度な効きで、
    総じて都会的な洗練された印象にまとめる。

    自家製麺はしなやかさと心地よい歯切れを併せ持ち、
    すすり上げたときにスープと一緒に抜けていく、
    麺の風味の豊かさも特筆すべきであろう。

    具材も丁寧に作られている印象で、
    豚バラのチャーシューはいわゆる端豚があたり、
    脂身が多いものの、すっと抜けていく上質な風味。
    やや薄味なのも素材を活かす方針と解釈できた。
    穂先メンマの適度な存在感も良いアクセントである。

    冷え切った身体も心も温まっていた。
    2年前には2号店”欅HANARE”をオープン。
    SNSなどを見るにこちらも安定した評判を集める。
    なかなか縁のない小田急相模原駅に降りることに
    強い動機を持たせてくれる納得の一杯であった。