• 特製もりそば(つけ麺)(800円)

  • 豚骨魚介の醤油味のつけダレ。清湯に近いさらっとしたスープで、見た目通りあっさり。独特の酸味と甘味、一味唐辛子の辛味のバランスが、何とも言えず絶妙。麺は自家製の縮れた中太麺。多加水で柔らかめだが、水で締めてコシはそれなりに強い。
    チャーシューは大きくて、脂身は最小限。しっかりした食感だが柔らかく、味もよく染みている。半分の味玉は黄身が完熟。メンマの量は多め。具は他になると、長ねぎ、海苔。

    適度なしょっぱさに酸味と甘味、これぞ東池袋大勝軒といったつけダレ。
    頑者や六厘舎に代表される濃厚つけ麺とは一線を画するが、これはこれであり。
    麺はつけ麺にしては細めで柔らかめ。量は他店の2.5倍を謳っているが、だいぶ少なくなった気がする。以前は350gだったが。
    チャーシューは食べ応え充分。ただし、味や食感は好みでない。メンマは味がしっかり染みて柔らかい。

    良くも悪くも東池袋大勝軒のもりそば。
    故・山岸一雄氏の味を変わらず守り続けてるとも言えるし、進化してないとも言える。
    卓上の調味料は豊富だが、使いどころが難しい。漁粉(原文まま)のみ少量使用。
    最後は卓上のポットでスープ割り。熱々の魚介スープをたっぷり注ぎ、最後の一滴まで美味しく完食。

    2014年6月頃にリニューアル。
    以前は神奈川新町の横浜大勝軒が経営していたが、現在は東池袋大勝軒の直営店。
    13年前に食べた時は、つけダレに焼餃子が入っていたりと破茶滅茶な印象だったが。さすがにまともなもりそばに戻っている。
    2018年5月値上げ。

    あくまで私見だが、東池袋大勝軒系で一番美味いのは、暖簾分け店舗が粗製乱造される以前に独立した、六会日大前の豪快だと思う。