• 烏賊干鷄白湯醤油そば(850円)

  • 【奥まった路地裏の名店】
    通りからも目を凝らして覗き込まないと分からない、裏口のような奥まったロケーション。
    なのに吸い寄せられるように、人々は細い路地の奥へと入っていく。
    「纏」はそんな悪立地にも関わらず、集客を続けている店だ。
    開店当初は左手が駐車場だった筈だが、今はビルの建設中で、更に分かり辛くなっていた。
    今日は以前にも食べた事のある烏賊干をチョイス。
    厨房の男性2名は白い割烹着姿。
    木製のカウンターも割烹料理感を醸し出している。
    ただトーク中心のAMラジオが大音量のBGMになっており、それが趣のある店内の雰囲気をぶち壊している。
    肝心のラーメンは、以前よりも烏賊のクセが弱まっており、コクのある醤油鷄白湯スープへとブラッシュアップされていた。
    鷄や烏賊だけがが前に出過ぎる事なく、烏賊・鷄・醤油がキレイなトライアングルのバランスを形成している。
    隣席のリーマン達が「もう匂いだけで旨い!」と言っていたのも頷ける。
    3枚の鷄チャーシューはレアではないものの、柔らかくしっとりとした食感。
    ゲソと三つ葉は口直しの役割かな。
    パッツンの低加水麺の啜り心地も良く、汁完で退店すると、細い路地に10名程が行列していた。