• 辛味噌じゃんがら

  • 今日は秋葉原駅を経由して帰る途中、何か食べようとしたら「じゃんがら?」そんな名前が駅にあります。調べたら2015年くらいから存在したらしい。全く気付きませんでした。

    とりあえず、駅ナカで美味しいわけもないものと解釈してハードルは下げ目で行きます笑
    もう味とかぶっ壊しの辛味噌をチョイス。卓上グッズで味変して遊ぶ予定w

    出てきたのは、やたら細めの麺で作った辛いタンメンみたいなラーメン。辛いといってもたいした辛さはなく。高菜を入れます。あっと言う間に高菜ラーメン。今度はやたら辛い。

    「からかけんね!」

    そんな台詞が脳裏に。懐かしいなぁ。誰だっけ。。マッチョな落書きがそう言っています。

    胡麻をすって食べます。ラーメン自体はどうと言うこともなく、どことなくインスタント風でもあり美味しいとも思いませんが、思い出されたものはいくつもあって、個人的には来て良かった。


    雑多な思い出は以下に。

    中央通り真ん中のじゃんがらはかつてアキバのヘソでしたが、いつしかラーメンの種類が増え、軸となるじゃんがらの味が落ちてしまい逆に値段ばかり上がって推す人も減りました。

    昔はじゃんがらの角肉明太がアキバに冒険にきたご褒美で。アキバはこんなに明るい変態アニメ丸出しの中央通りではなく、暗い歩くのが怖い感じ。来ること自体が冒険でした。

    そんな怖いオタクの街アキバがつまらない街になったのは思えばマッキントッシュ、つまりi Macが出た辺りかと思います。

    というのもあれはオープンプライスだった。どこで買っても値段は変わらない。

    初めは意味が分からなかったけれど、地元の電気屋さんでも値段が同じで地元の方がポイントカードとかあったりして。

    アキバで値引きがない、安く買えないとなると、来る意味はなくなってしまった。寂れたアキバはバスケコートなんか作ったりして地味な抵抗を続け、これが末期。

    ついにはヨドバシができ、昭和通りの方にも人が流れるように。女性も外人も歩ける安全なアキバには、もはや通過駅以上の価値はなかった。。凡百の駅と変わりません。

    さて、じゃんがらというと郷愁というか、光麺と同じ感覚に陥ります。あの眉毛の太い店員さんそっくりのキャラが紙上に踊り、高菜を「からかけんね!」とか書いてある、、あれは夢?

    今や外人さんの観光地であるアキバ。分からないものだなあ、なんて。今後も分からないものはいっぱい出るんでしょうね。しみじみ。