馬ゴリラ 東京都中野区

西暦20xx年…発達し過ぎた文明の暴走により退廃した世界が水平線の向こうまで広がっている… とあるゴーストタウンで一人の少年がみすぼらしい格好で歩いている… 少年「ちくしょう…喉も渇いたし腹も減った…孤独感も酷い…もう限界か…ん?何か向こうから音が聞こえるぞ…?」 少年は音のする方へ向かった そして驚愕の光景を目の当たりにした 少年「ラ、ラーメン屋だと…バカな…!しかもこのラーメン屋…俺がよく通っていたラーメン屋『旨味爆発 ご麺なさい』じゃねぇかよ…!」 少年は酷く疲れた体を全力で動かし入店した 「いらっしゃいませ!お!今日も来たね少年!」 いつもの大将がカウンターに立っている…! 少年「た、大将…!」 大将「おいおい!どうしちまったんだい!いきなり泣き出してよぉ!」 少年「へへ…すまねぇ…大将 いつものラーメン…特盛で頼むぜ!」 男「お!今日も会ったな少年!」 少年「あ!親に寄生してスロット三昧の四浪さんじゃないか!」 カラカラ サラリーマン「ふう、今日は何を食べようかな」 少年「あ!会社の金でキャバ嬢に2000万使い込んだ横領さんまで!」 中年男性「坊主、俺の事を忘れちゃいないか?」 少年「浮気さんもいるじゃないか!奥さんはまた実家に帰ってるのかい?!」 痩せ型の男性「ゴホッ…ゴホゴホッ!」 少年「治験さんも!!」 女性「ふふ…全く男ってのはバカなんだから…」 少年「ジョーンジェットさん!!」 大将「あいよ!少年!おまちどう!」ドン‼︎‼︎ 豚骨鶏ガラ醤油の香りが湯気と共に舞う 表面に浮く艶やかな脂がまるでオーロラの様だ とろりとした黄身の煮卵 シャキシャキとした青ネギ 名脇役のメンマ… どれもが輝いて見えた 少年「いただきます…!う、うめぇ!」 大将「おいおい、もっとゆっくり食えよ!誰も盗んだりしねぇよ!」ガハハ 少年「うめぇ…うめぇよ…!あ、海苔もあったな!へへ、俺とした事が…ん?海苔に何か文字が書いてあるぞ…」 〜長い間 ご愛読ありがとうございました〜 この文章を書いてる間に頼んだラーメンが伸びきり店の主人にこっぴどく怒られました。ちくしょう!こんなラーメンこっちから願い下げだよ!腰が痛ぇ!

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