豚骨清湯拉麺、替え玉（850円）

国産豚骨のみを使用した、さっぱりでコクのある清湯スープ。麺は自家製の極細麺。北海道産小麦100%使用で、量は120g。
チャーシューは2枚。肉厚で味もよく染みており美味。メンマは太くて甘めの味付け。具は他に白髪ねぎ、刻みねぎ、万能ねぎ、糸唐辛子。薬味として、おろし生姜と青唐辛子が別皿で付く。

澄みきった豚骨スープに、折り畳まれた極細麺が映える。タレに使う醤油は香り付け程度で、後は塩だけと非常にシンブル。
沸騰させず丁寧に炊いたスープは、臭みもなく繊細で非常に滋味深い。
そこに合わせるのは、長浜ラーメンのような極細麺。硬めの茹で上がりで、ポキポキした食感が心地よい。
白髪ねぎと万能ねぎ、糸唐辛子だけで麺を食べ終えたら、替え玉を注文する。

替え玉はチャーシューの切れ端を添え、万能ねぎを散らして提供される。知ってたら、最初からチャーシューに手を付けてたな……
チャーシューは1枚はしっかりした食感、もう1枚はほろほろと崩れるほど柔らかい。味もよく染みており美味。
部位が違うのか、個体差かは不明。替え玉に付いてきたのは、脂が乗って後者に近い。
メンマは太いが柔らかく若干頼りない。白髪ねぎは見た目に美しく、食感もいい。

替え玉後は別皿の薬味も使用。
おろし生姜は風味がよく、麺に乗せて啜ると適度な辛味と爽やかさが加わる。
青唐辛子は、提供時に「非常に辛いので、少しずつお試し下さい」との注意あり。
確かにピリリと辛い。つまんでから麺を啜ると、スープに辛味が移らずちょうどいい。
どちらも、アクセントには適当。理にかなっており、非常によく考えられている。

木製のお盆に陶器製の箸置き、割り箸と白いれんげがセットした状態で提供される。
豚骨100%の淡麗清湯スープは珍しいが、極細麺と合わせて上手く組み立てられている。
長浜ラーメンとはまた違った形の、上品かつ上質な豚骨ラーメン。いい店見つけた。

「つけ麺 はま紅葉」からの連食。
消費税増税後も価格は据え置き。