11月20日って何かあったなーと朝からモヤモヤ。
で、昼頃思い出す。そうだ!蜂屋の最終日だ!
という事で新横浜へ。
4月のマメさん出店の際は、行かなきゃと思いつつ行きそびれてしまい、その後まさかの倒産のニュースが…
あれは今年最大の失態だったな。
他にも今年は、本牧家、満古登食堂、丸長とレジェンド店の閉店が相次いだので、行ける時に行かないと…という気持ちが強い。
それにしても今日が最終日とは危なかった…
1430着で行列無し。しょうゆラーメンのレギュラーをポチッと。
独特な焦がし臭のラードの下のWスープの元祖と言われるスープ、流石に旨いなぁ。戦後すぐからやってるラーメン屋とは思えない厚みのある旨み。
焦がしの醤油とか味噌とかニンニクはそれなりに食べて来ているが、木炭臭に近い焦がしラードは初かも。
苦味は甘味や塩味、旨味とは違って、本来生きる為には必要無い味覚なのだが、人間だけは好意的な体験と同時に刷り込まれる事により、美味しく感じると言う。
旭川の人は、この味を食べると地元に帰って来たってシミジミ思うのだろうな、と納得する味。
好き嫌いの差が激しく、中毒性が強いこの手のラーメンは、短期間で評価が求められる現代、定着しづらいかも知れない。
なので、この手の単独御当地ラーメンは、一度消えてしまうと再建は難しいと思う。
和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて浮かれていた時期があるけど、本来ならこんな店を守るべき。
今やインバウンドは和食よりも寧ろ、ラーメンを食べに日本に来るのだから。