• 麻醬麺

  • 何を思ったのか、考えられないお店へ。寒さが頭を狂わせたとしか。好きこのんで行くこともない激辛店の中本さんへ。今日この勢いなら勝てる、と何故か思ってしまって大後悔時代に突入中。。

    タイムラインで吉祥寺の限定という麻醬麺を見て。名前は前から知っていたけれども限定期間が短く巡り会えなかったメニュー。

    吉祥寺にいながらこれは食べておかねばという不毛な使命感もありました。

    辛いものが苦手なのにこれに勝てると錯覚したのはこの麺が冷やしだから。冷やしの宿命は水で締めるため薄まること。麺に辛い麻婆あんかけがかかっても混ぜなければいけるのではないか?そんな錯覚を抱きつつ、お店へ。

    寒い中、紅い看板に辿り着くと、券売機の右下に麻醬麺という紫、、紫という時点で怪しむべきだった、、を発見。買って席に向かう途中、壁になにやらディテールが。

    このお店、辛さは数字で表示されます。大きな数ほど辛い。ん?? 11って書いてありますけど、これ。汗 慌てて検索すると北極が9。

    は!?無理w
    前はノーマルの2辛だか4辛だかのタンメンで死にかけた気が。

    「あの、辛さって減らせますか?」
    「減らせませんよ?」

    何言ってんの、的にしれっと答えるカッパみたいな店員さん。。もういいや、それで。。

    席に着くと隣のサラリーマンが噂の北極を頼んではむせています。ゲフンゲフンとむせながら性懲りも無くスープをすすり飲む。。その様はさながら鬼のようです。

    待っていると、来ました。真っ赤な唐辛子まみれのあんかけの上にもやしときゅうりの千切り。妙な清涼感。

    ひとくち。思った通り、冷やしなら・・・あれ?目の裏が痙攣しました。

    「これは混ぜたら死ぬ。」

    ここ数ヶ月で最も辛い食べ物でした。身体が驚いています。何が凄いって、ひとくち目は麺の塊の真ん中から唐辛子の少ない麺を食べたはずで、実際そこまで辛くはないのですが、身体は経験したこともないような震えを発していました。これが戦慄というものかも知れません。

    麺を食べます。やっぱり辛いけれども麺自体は美味しい。そして恐ろしいことに慣れてきました。冷やしであればこの辛さもなんとかなり、、ません。目から涙。

    ティッシュを使いつつ、なんとか麺をクリア。頭がぼーっとします。ナスと豆腐は食べようと地道に食べ進め、なんだかんだ底に1cmくらいのあんかけを残し食べ終わりました。

    辛さが消えないと思ったら、歯の隙間に唐辛子が挟まっています。なんとなく理解したのは、冷やしなら辛さは和らぐということ。ホットだと半分の辛さでもダメなんだと思います。

    美味しいかと言われると、味を感じる余裕はなかったというか。。