• タンワンメン(800円)

  • 坂内の開店情報を聞きつけ武蔵新城へ。
    並木橋が閉店してから行ってないから4年ぶり位かな?
    13時過ぎで外待ちが2名…
    うーん…本場の坂内食堂ならまだしも坂内で並ぶという選択肢は無いな。

    すかさず踵を返し、駅からの来しなに気になった町中華へ。


    おそらく臙脂色だったであろう、白抜き文字の暖簾はマゼンタの色素が抜けて薄紫色まで色褪せている。
    テントは赤と緑のストライプ。このチグハグ感、逆に期待が上がる。

    店内は、中央に使い込まれたセンベロ的コの字カウンター。メニューは豊富で40品目以上。奥から小気味良い中華鍋を振る音、気持ちの良い女将さんのいらっしゃい!の声。はい。ここまでで町中華の名店である事はほぼ確定。

    廻りを見渡すと、麺類の他にチャーハン、餃子、シューマイ、どれも旨そう。
    メニューにあるやわらかい焼ソバ、揚げ焼ソバ、定食類、丼系も気になる。

    「えーっと、タンタンメンにワンタンメン、それとタンワンメンと… え?タンワンメン??」とゴローさん風の小芝居を心の声で演じつつ、タンワンメンを注文。
    聞けばワンタン入りの、タンメン。
    そういうのもあるのか…

    出て来たタンワンメン。スープは昭和町中華原理主義者にはたまらない感じで、特製の辛味噌と胡椒を入れると味がピシッと決まる。
    雲呑は三角に折られた片隅にちょびっと餡が挟まる昭和のワンタンメンの原風景的なあれ。良き。
    麺量充分、シャキシャキ野菜と肉の栄養満点で800円。

    辛味噌旨い。大量投入しつつ啜り続けると汗が滴り落ちる。
    女将さんが笑いながら、「凄い汗ねw」
    すかさず「辛味噌美味しくて入れすぎちゃいましたw」

    なんかここ昭和世代のオアシスの様な店だな…フッ