ひろしま美術館で、ピカソ展をみた後立ち寄る。
まるで、帯広の、まかないやその二さんのような、鯛のアラで出汁をとったような塩のラーメンである。
その出汁の旨みで食べさせる一杯は、具もシンプル。
これはこれで良いのである。
今日月曜日は、呼白さんもpenguin さんも休み。
一麺天に通ずさんも考えたが、シンプルな日の出さんを選択。
これが正解だったようである。
味玉乗せを頼んで、最後は残ったスープにご飯を入れ、味玉のとろとろの黄身と共にスープがけご飯にするのがベストのような気がする。
この麺が良いね。茹で加減もバッチリ。ちょい硬めがベリーマッチ。
ちょいと場所が分かりにくかったけれど、本通りのユニクロが入るビルの地下一階にあります。
ピカソの後、常設展を拝見。マティスやゴッホも見られる。
ドービニーの庭、と題されたゴッホの油彩
こういう絵を描く人は、やがて自分と折り合いをつけるのが大変になってくだろうなあ、と想像する。
1890年の油彩画である。
勿論、この画家がどうなっていくのかを知っている立場の者として、という但し書きはつく。
静かだけれど、この後何かが起きるかもしれない、そんな予感が、みているものの心に湧き上がってくる。
1890年7月に描かれた絵で、最後の絵の一枚であることを後で知った。
ゴッホは、その月の27日に自殺を図り、29日に亡くなるのである。