• 軍鶏水炊きラーメン(700円)

  • 今日も門前仲町。というのも帰りに検索したら、軍鶏屋さんのランチで20食限定の軍鶏ラーメンがあると出たので。これはちょっと気になります。

    お地蔵さんやらの分祀が隣にある隙間が入口で、軍鶏ラーメンと小さな看板がなければ入口が見つかることはないかも知れません。

    とりあえず混雑具合が分からぬため11時半開店の所を28分に着いたら、先客が1人いました。(その後に3人くらいすぐ来て、とりあえず10人くらいは開店から流れで集まるみたいです。)

    お店は軍鶏鍋屋という漢字からくる重い感じは全くなし。鍋を背にして銀色の調理台のある厨房スペース。それをL字に囲いオレンジ色の木でできたタテヨコの間隔が広い背の高いカウンター(4人掛けの所を3人で座る感じ)。周りに座敷席。

    座敷の電気が消えて半分暗いのと、おじさんが1人ざっくばらんな格好で厨房にいるだけなので、スキー場のバイトにきてまかないを作ってもらっているような感覚に陥ります。こちらがおじさんに対してコミュ障な感じもまんまです苦笑


    ラーメンは2つずつ出来てきて、というのは麺がすぐのびてしまうから。1人で盛り付けする間にのびてしまいます。乗せものに鳥の素揚げなんかを作るのでやる事が多く、尚更。(今回は行列の2番目でありすぐに食べられました。)

    おじさんのアクション的には、小麦粉の中から鶏肉を油へ。丼2つ並べスープを大おたまのすりきりで入れる。スープ鍋は20杯分なんでしょう。途中で小鍋に移していました。麺を入れ、から揚げが音を立てるとバットに上げ、麺を湯切りし丼へ。スープには既にあさつきやタマネギなどが刻んで入っています。麺の上に揚げタマネギをパッパ、素揚げを乗せもみじおろしを乗せたら完成。厨房とその周りだけ灯りがついているのでショーのようです。

    ここは軽い盛りの炊き込みごはんが無料。スープがスープなので、これと一緒に食べると美味しいだろうというのは必定。みんな頼みます。

    さて、ラーメンとご対面。かなり白くなるまで出汁の出た軍鶏スープに細い白麺。素揚げにもみじおろし。かなりシンプルです。値段も700円とお手頃なのはそういった飾りがないから。(ちなみに味玉100円でしたが、何となく空気として頼みづらかった。クラシック的な音楽が薄く流れ、背後が暗い中、おじさんに覗きこまれるように「ご飯いる?」と聞かれて誰も玉子追加はなし。。替え玉はいましたが。)

    スープ。このシンプルな中では命と言えるそれは、非常に美味でした。やはり食材がいいだけあり、この軽いポタージュは全然嫌味もなくしつこくもなく、あっさりでもなく存在感があり、鶏スープのなかでは一級品。麺はコメントないくらいなのでぶっちゃけた話、麺はいらないかも?って素で思いました笑

    また、素揚げも美味しい。下味が醤油などでついていて香ばしい。スープと素揚げのセットにたまたま気分で麺を入れてみた感じ。そこはラーメンの懐の深さとは言えますが、ごはんを入れて雑炊でも成立するのでこれはスープを飲むのが本筋かもです。このスープはとても美味です。近くに来たら試してもいいのでは?と思います。