前回からの続き。
羽田空港で4時間も時間を潰すハメになったワタクシ。
一杯目を食べた後、2時間ほど展望デッキでぼーーっとした後、2杯目は本田麺業の斜向かいのこちらへ。
姫路濃厚豚骨という初めて耳にする響き。
券売機で激推ししている味玉ラーメンをポチッとすると、麺とコッテリ度合いを選ぶ画面へ。
麺をストレート・縮れの2種、背脂をあっさり・並・こってり・まみれの4種から選ぶシステム。
なるほど。九州の豚骨ラーメンとの差別化を図っているのかな?
ストレートと並を選択してカウンターで待つ事暫し。
出て来たラーメンは、見た目から分かるスープの濃度と粘度。味玉の濃いオレンジの黄身が目を引くビジュアル。
で、実際に啜ると濃厚な中に骨粉感とフワッと少しだけ熟成臭。厨房を覗くと小さめの寸胴をIHで加熱しているのでセントラルキッチンで炊いている事は明らか、その割には僅かではあるが臭い出てるなぁ
そんな感じで一口目は期待感を煽るが、食べ進めるうちに背脂の重みで箸が止まる。カエシも自分の好みではなく、一杯のバランス、完成度はイマイチ。
モヤっとしながら店を後にし展望デッキに戻って調べて見ると、短期間に恐ろしいペースで出店している。この味で…?謎。
更に調べるとあのトリドールが出資している事が明らかに。
なるほど。兵庫県から讃岐うどんで全国に一旗挙げた丸亀製麺のオーナーが、同じ兵庫県からこちらも土地違いの豚骨ラーメンで勝負を賭けている社長に若い頃自分を重ねてほだされたか…
実際どうかは知らないけど、なんだか納得が行くストーリー。
でも出店スピードに商品力が伴っていないからどこかで破綻するんだろあなぁ…
関西人受けする味ではあるが、この商品が九州や関東で受け入れられるとは思えない。
2匹目のドジョウはなかなか捕まらない。