麺屋武蔵出身の話題の新店。
10年間はラーメン業界を離れてラヲタ活動に勤しんでいたという変わり種の店主。
壁面の札を取って現金と一緒にカウンターに置くという、ちょっと変わったシステム。
醤油の赤札を取ってカウンターに振り向くと店主が「セヤニ…ミチルさん…ですよね…」
あーーー、バレた。
嬉しい反面、ちょっと恐ろしいようなw
ロースチャーシューが昼で終わっちゃったので、バラの炙りと炙りじゃないのになりますとの事。(なので写真は通常のデフォとは違います)
出て来たラーメン。期待を高めるビジュアル。
スープを一口。おー、これは良い濃度。
昔の武蔵を思わせる秋刀魚節の魚魚しい旨みと風味を豚がしっかり下支えする構造。あれ?魚魚しいって何だ?ギョギョシイ?
で、驚いたのがこの麺。
もち姫の持ち味のドゥルっとした食感をちゃんと表現している。
「実は落合のSと全く同じ菅野製麺の麺なんですよ」と。
手揉みの圧力の掛け方で表面積を増やして、規定よりも短い茹で時間でこの食感を出しているらしい…
自家製麺じゃ無いのに、創意工夫でもち姫の長所をちゃんと引き出している!
もち姫の正しい扱い方はこれなんだよ!これ!
思わず店主を抱きしめたくなる。
このスープに対してこの麺が最適解なのかと言うとちょっと意見が割れそうだが、ラーメンに対しての愛がとにかく詰まった一杯。
今後の進化が楽しみでしょうがないお店です。
坂本さん、是非今度飲みましょう!